【スレ37】実家が5歳の子供を奉公人として預かっていた人
414 名前:おさかなくわえた名無しさん 2008/11/01(土) 21:51:51 ID:yarb7huB
母の実家には昔、「口減らし」のための奉公で
預かった子供がいた時期があったという。
1940年代、戦中から戦後にかけての時代。
母の実家はそこそこの大きな農家だったので
ここなら食べるに困らないだろうと人づてに子守奉公を頼まれたらしい。
母の実家がある地方都市周辺の
貧しい人の多い地域からやってきたのは5歳の女の子。
さらに身一つで着の身着のままで着たという。
当時家の中を仕切っていたのは私の祖母にあたる人。
戦中ということもあり物もない中 しかたないから
わが子(私から見て伯母たち)の洋服を分け与えたりしたらしい。
NHKのドラマの「おしん」では
子供といえども働かされていたようだが
あまりに幼く 子守どころか仕事もさせられないと、
実際は居候のような感じだったという。
415 名前:おさかなくわえた名無しさん 2008/11/01(土) 21:52:51 ID:yarb7huB
終戦後、学制改革があり、小学校が義務教育化するにあたり、
このまま家によその子供を預かっておくのはよくない、
ということで親元に帰した。
頼まれて預かってはいたものの 仕事させるわけにもいかず
正直もてあまし気味だったという。
その後の消息は知らない。
私の祖母というのが
こういう頼まれごとをされるぐらいなので面倒見がよい人だった。
子守奉公の子供に対し虐待することもなく
わが子と同じ食事を与えたりはしていた。
ただし、当時は子沢山だし、物はないしで
わが子の面倒だって十分見れなかった時代ではある。
母や伯母によると
「子守奉公にしても、せめて身体が育たないと任せられないので
まともな家なら子供を雇うようなことはしない。
『おしん』のように子供を奉公人としてやとった家は
極貧ではないものの大人を雇うことができない
裕福ではないところが多かった。
だから 口減らしの奉公人の待遇なんか ものすごく悪かった
栄養失調で奉公先で死ぬ子供も居た」
ということだ。
417 名前:おさかなくわえた名無しさん 2008/11/01(土) 23:23:51 ID:tVRKnJpI
>栄養失調で奉公先で死ぬ子供も居た
親はその子を捨てるつもりだったのかな。
時代だからしょうがない面もやっぱりあるんだろうね。
418 名前:おさかなくわえた名無しさん 2008/11/01(土) 23:53:48 ID:AJoqkCJZ
おしんは米一俵で売られたようなもんだったっけ?
口減らしなら、そのまま帰ってこなくていい、というようなものかも。
うちのばあちゃんの一番上のお姉さんも製糸工場で働いてたけど、
年季明けで帰ってきても「食べ物がないから」と
また東京に働きに出て行ったらしい。
421 名前:おさかなくわえた名無しさん 2008/11/02(日) 02:54:01 ID:HSElXAgt
>>417
子を愛しているからこそ、
捨てるよりはましな選択肢として、他人に預けるを選ぶんだよ。
オオカミが育ててくれることを期待するよりは、
相手が人間な分、頼りになると思って。
今の、食い物も着る物もあふれてるのに
ネグレクトする親とは感覚が違う。