【スレ41】アメリカで解剖実習をしたことがある人
531 名前:おさかなくわえた名無しさん 2009/03/28(土) 20:47:27 ID:7ynb2pOt
アメリカで人体解剖してきた。
解剖話聞きたい方がいれば・・・。
でも医者とか普通にしてるからそこまででもないか。
533 名前:おさかなくわえた名無しさん 2009/03/28(土) 20:57:23 ID:SkmVq8zc
非医学部だけど俺も人体解剖した事がある
アメリカと相違点があるかもしれないから書いてくれ
534 名前:おさかなくわえた名無しさん 2009/03/28(土) 21:01:26 ID:wWzFObJx
>>531
系統解剖?
535 名前:531 2009/03/28(土) 21:26:09 ID:lOuMObz5
>>534
そうです。
すみません、どこまでかけばいいのかわからないので
レポートみたいになってしまうかもしれないです。
あと、グロではないと思うのですが苦手な人いたらすみません。
1週間滞在の研修で、自分達でメスもったのは最終日のみ。
その他の日は既に開かれてたり、パーツごとになった献体でお勉強。
献体が乾いてくるので生理食塩水を時々かけるのだけど、
現地のDrが「oh baby.Wake up!!」とか言って
献体の顔をペチペチ叩きつつ食塩水かけたりしてた・・・
ブラックジョークすぎて日本人はひいてたが
現地のDr達は大笑いしてた。
最終日、解剖室に入ったら「これぞアメリカン」というような
体系の白人男性の献体が解剖台に寝てて、
顔と性器にガーゼがかぶせられてて、手と足はガーゼでくるまれてた。
既に頚動脈から血抜き&消毒された献体で、
でも死にたてほやほやみたいな感触でした。
あと頚動脈部分はタコ糸みたいなのでテキトーに縫われてました。
最初に頭部をひらくことになり、
現地Drがサインペンで献体の頭部にマーキング。
「頭切りたい人手あげて!」という感じで、
挙手した日本人学生が頭部に切り込み。
そのあとDrが「鳥の皮をはぐみたいにこうやってはぐんだよHAHAHA」
って感じで献体の頭部の皮膚をベリベリっと。
何人か悲鳴(うわ・・・みたいな)
頭蓋が露出したら、専用の電ノコみたいので頭蓋骨開けるんだけど
献体の頭蓋骨が分厚すぎてみんなで一旦献体をうつぶせに
(色々とびちって何人が悲鳴)
536 名前:531 2009/03/28(土) 21:27:14 ID:lOuMObz5
その後は頭部→胸部→・・・と
下にむかって解剖していきました。
印象はとにかく「雑」という感じ。
脳を取り出すときもなかなかとれなかったらしく、
ぐっちょぐっちょ動かしてブチっと取り出したので
(本当にブチっと音がした)
脳幹が体に残ってしまって
「失敗しちゃった」とDrはペロっと舌だしてました。
心臓取り出したあとも、献体の顔に
取り出した心臓のせたので献体の顔血だらけ
(顔のガーゼはうつぶせにしたときとれた)
Drは「頭かちわられたのかなHAHA」とか笑ってました。
解剖自体は勉強だったので全くグロくは感じませんでしたが、
進んでメス握ったり色々してたのは女性ばかりでした。
男性は遠くから見守る感じで、いちいち悲鳴あげてました。
あと、最初は「うわ!」とかいってたのに、だんだんノリノリになって
「私が皮膚はぐのー!」とか「肋骨おるの楽しい!!!」とか
皆が滅茶苦茶笑顔になっていくほうが怖かったです。
538 名前:531 2009/03/28(土) 21:34:20 ID:lOuMObz5
因みに、Drはブラックジョークをちょこちょこ言うだけで
殆どは自分達に任せていました。
でもそのブラックジョークが
日本人には笑えないものばかりでした。
現地Drたちには大うけでしたけど。
539 名前:おさかなくわえた名無しさん 2009/03/28(土) 21:38:27 ID:hvCoOKrj
遺体に対する感覚が日本人とは全然違うんだな……
おもちゃかよ。
540 名前:おさかなくわえた名無しさん 2009/03/28(土) 21:40:57 ID:KoJugIPd
531マジ面白い!
日本でも医師ですか?
541 名前:おさかなくわえた名無しさん 2009/03/28(土) 21:42:38 ID:lOuMObz5
>>539
献体はモノで、人間っていう感覚はないようでした。
おもちゃとまではいかないかもしれませんが、
ちょっと前まで自分達と同じような生活をしてた
という感覚はあまりないのかもしれません
(そこのDrだけかもしれませんが)
>>540
ありがとうございます。
日本では医師ではないんですが、
医療には携わっています。
542 名前:おさかなくわえた名無しさん 2009/03/28(土) 21:59:04 ID:SkmVq8zc
俺が実習で医学生と解剖した時は1分間の黙祷があったけど
解剖が始まった途端にカフェテリアの様に騒がしくなってびっくりした
医学生は献体に素手で触ったり、
教科書を献体の上に置いたりしてたのが印象的だった
ちなみに1体を5人ぐらいで2ヵ月かけて解剖するらしい
俺が参加したのはそのうち1週間だけ
543 名前:おさかなくわえた名無しさん 2009/03/28(土) 22:01:16 ID:LThd9nTY
まず最初に黙祷とか合掌とかはしないんですか?
544 名前:おさかなくわえた名無しさん 2009/03/28(土) 22:04:23 ID:n7aNFDbI
以前聞いた話だけど、
イギリス人の若者が日本で事故(?)で死んで
父親が来日するんだけど
父親はものすごく落胆しているんだけど、
遺体は持って帰らなかったそうだ
「息子さんの遺体はどうされますか?」
「息子は死にました。それはゴミです。そちらで処分して下さい」
色んな価値観があるんだなぁと思ったよ
546 名前:おさかなくわえた名無しさん 2009/03/28(土) 22:05:04 ID:wWzFObJx
大雑把な解剖だなぁw
日本では医学生もフレッシュな献体を
学生が解剖することはほとんどないから
貴重な経験だったね
教科書とか靴下の裏に
脂肪がついてた時のブルーな気持ち
547 名前:おさかなくわえた名無しさん 2009/03/28(土) 22:10:39 ID:1aVhvvZj
宗教が関係してるのかな?
体はただの入れ物、神様からの借り物という考えで、
死んだあとは魂になって天国へ、という。
549 名前:531 2009/03/28(土) 22:16:23 ID:lOuMObz5
>>543
黙祷とか一切なしでした。
>>546
そうなんですか?
凄くフレッシュでしたw
自分も教科書と手術着に脂肪つきました。
あと献体の肋骨に指挟んでけがしました。
550 名前:おさかなくわえた名無しさん 2009/03/28(土) 22:17:44 ID:V7qZbXJ6
まあ、アメリカ人は物質的だし
信仰のある人でも遺体は魂の抜け殻だと思ってる。
ハーバードの解剖光景を描いた本では、
学生が心臓をキャッチボールしたり
ペニスをウァギナに突っ込むジョークを楽しんでる。
日本の医学部でそれが助手や技官にでも露見したら
恐らく教授会にかけられて退学かもしれない。
うちの大学ではせいぜい
「おい!鬼太郎」とか呟くくらいだったな遊びは。
そもそも解剖学の教授じたい、
学生時代に腕の一部を弁当箱に入れて
家で念入りに解剖したりしている。
今も昔も違法行為だ。
解剖や法医学に強い関心を抱くひとは
変態とまで言わないけれど多少常人の感覚を超えてる。
551 名前:おさかなくわえた名無しさん 2009/03/28(土) 22:28:09 ID:bNGz+Cqb
ひいいいいい
それがたまたま品のよくない先生だったのだと信じたいよ。
>>550
売れるために多少誇大表現だ…よね…
自分だったら献体までしたのにそんなことされたら、
化けてでてやった奴のモノを壊死するまで呪い続けると思う。
553 名前:おさかなくわえた名無しさん 2009/03/28(土) 22:34:51 ID:V7qZbXJ6
実は系統解剖の遺体は
技官が血抜き・脳抜き・薬品処理などして
半年~1年間くらい保存処理してあるから
死体らしさってのはないよ。
ほんとに血の生臭さ、
鼻がひん曲がるほどの腐臭を実感するのは
法医解剖と病理解剖だよ。
法医解剖のほうは
水死体・焼死体・他殺体など多彩で、
非常にショッキング。
まあ、食肉解体処理と同じだよ。
もちろん学生は手出しできず見学だけ。
見聞した内容については守秘義務が課せられる。
554 名前:531 2009/03/28(土) 22:40:41 ID:lOuMObz5
>>551
まわりのDrも現地学生も笑ってましたからね。
もしかしたらそういうDrは多いかもしれないです・・。
>>553
そうなんですか!
つついた感じとかが生身の人間のようだったので
ほやほやな感じがしました。
ショッキングな死体をみることはなかったのが
せめてもの救いかな。
胆嚢破裂して緑色になっちゃったのは見ましたがorz
グロ画像など凄く苦手なのですが
解剖は意外と平気でした。
不思議なもんです。
こんな感じのアメリカでの解剖でした。
555 名前:おさかなくわえた名無しさん 2009/03/28(土) 22:44:06 ID:ywXDg8kH
自分が死んでも悲しむ人もいないし、
人の役に立つなら献体しようと思っていたけど
ここを見て考えが変わった。
死んでまで他人のおもちゃにされたくない。
さっさと火葬場で焼いて灰にしてもらうように手配する。
556 名前:おさかなくわえた名無しさん 2009/03/28(土) 22:46:09 ID:GK2TpfOu
養老孟司だっけ、解剖学の先生がコラムで
「解剖が始まると、毎年1人は医学生が精神科送りになる」
って書いてた。
耳を壁にくっつけて「壁に耳あり」のエピソードにも触れてて、
「解剖をやると誰でもチョットおかしくなるんだから、
そのくらいの事で退学にするなよ」
みたいなことを書いてて、びっくりしたけど、そうなるんだな。
560 名前:おさかなくわえた名無しさん 2009/03/28(土) 23:37:26 ID:ws0nAsb4
あー。面白かったな解剖話。
何の職でも突き詰める人じゃなきゃ
エキスパートにはなれないもんな…
人体扱うから
制約や他人の目が厳しい?って意味では
面倒だろうなぁ研究者側は