【スレ46】豪華客船に乗ったことがある人・客船スタッフ
332 名前:おさかなくわえた名無しさん 2009/10/06(火) 10:04:55 ID:a0R2A7R0
ドーンプリンセスとかセブンシーズといった
外国の大きい客船がたまに泊まってるけど、
あんな客船で旅行している客層が知りたいです。
やっぱり富豪とかなのかな。
旅費はいくらくらいなんだろう。
335 名前:おさかなくわえた名無しさん 2009/10/06(火) 10:12:42 ID:VDeoCoEO
富豪ってよりも、
長年働いたリタイヤ夫婦が乗ってるって感じじゃない?
世界一周クルーズで船賃が200~3000万円だから、
年収1000万円前後だった
アッパーミドルから数千万~1億円のアッパー層なら。
短い距離なら10~30万円なんで、
知り合いの父母はしょっちゅう乗ってる。
336 名前:おさかなくわえた名無しさん 2009/10/06(火) 10:38:05 ID:WkuoY+VX
うちの親も以前は短いクルーズだけど
時々乗ってた(うちはド庶民、コネで安く乗れた)。
一緒に乗っている人は、リタイヤ組がやっぱり多かったらしい
一度だけ私達夫婦が乗った時に、
食事で同じテーブルになった人にもらった名刺には
「山林経営」って書いてあった。
初めて見た肩書きだったよ。
346 名前:おさかなくわえた名無しさん 2009/10/06(火) 12:25:16 ID:7OIjNmR8
>>332
日本で言えば飛鳥Ⅱとかね。
実は来年の4月からの世界一周クルーズに乗船しようと思ってる。
一番安い部屋なら約400万だよ。
一番高い部屋は確か2000万くらい。
もちろん私は一番安い部屋さ。。
ちなみに実家が会社経営です。
中小企業ってのは意外とお金があるものさ。
年齢層は60代70代が多いみたい。
だから私はたぶん最年少になる予感がする。
352 名前:おさかなくわえた名無しさん 2009/10/06(火) 14:42:10 ID:12/UOjrV
飛鳥なら大丈夫だと思うが、
ピース○ートとかだと(これにもリタイア組がけっこう多い)
若者を無償ボランティア年寄りのお世話係りのようにこき使う。
ピースの場合、航海中にアボーンしてしまう高齢の方が
毎回のように発生している。
最近の不況で学生が乗らなくなってしまったので、
比較的若めの中年層でもお世話を押し付けられたりするようだ
361 名前:おさかなくわえた名無しさん 2009/10/06(火) 21:49:22 ID:ZsmcZKQm
>>335-336
ほー
いろいろなんですねえ。
>>346
羨ましい~
期間はどのくらいですか?
旅行内容としてはどういう感じなんでしょう。
船内でイベント娯楽などを満喫しつつ、
途中寄港した国々を散策する感じですか?
362 名前:おさかなくわえた名無しさん 2009/10/06(火) 21:57:16 ID:7OIjNmR8
世界一周クルーズは約3ヶ月です。
確か100日くらいだっけな。
うん、そうそう。
船内でイベント娯楽しつつ、寄港した国々を散策する感じ。
事実上は、上陸する日よりも、海上(船上)にいるほうが遥かに長いみたい。
でも船内には図書館も映画館もプールもあるから退屈はしないって。
唯一悩みなのはネットができなくなること。
船に備え付けられたパソコンは使用できるけど、
やたらと高い更新代がかかるそうで、しかも確かメールだけ。
持参ノートパソコンで2ちゃんねるを満喫したいよー。
363 名前:おさかなくわえた名無しさん 2009/10/06(火) 22:01:38 ID:7OIjNmR8
あ、あとねー、
5回くらい、ドレスアップしないといけない日があるんだって。
私は未婚だから振袖にしようかと思ってるんだけど、
でも振袖2枚しか持ってないんだよね;
たぶん皆さん毎回違うお召し物で登場すると思うから、
2枚の振袖を5回着るってどうなのかなぁという小さな悩みもある。
かと言って、わざわざ新調するのはなんかもったいないしねぇ。。
364 名前:おさかなくわえた名無しさん 2009/10/06(火) 22:07:26 ID:7OIjNmR8
>>332
>やっぱり富豪とかなのかな
少なくとも私は富豪ではないよ。小金持ちレベル。
年収でいったら1500~2000万位の家庭かな。。
中流よりもチョイ上くらいな感じ。
一部屋2000万円クラスの方なら、
もちろんセレブ的なマダム達もいるのかも。
365 名前:おさかなくわえた名無しさん 2009/10/06(火) 22:12:31 ID:I2AfPhqd
>>363
振袖持って行って、着付けしてくれる人いるの?
ドレスアップの日が5回しかないのに5回とも振袖って
「またキモノ?」って思われるだけじゃね?
どうせ買うなら振袖3枚追加するより袴を買って
ハイカラさんみたいな格好するのはどうかな
(フォーマルな席に袴がおkなのか知らないけど)
366 名前:おさかなくわえた名無しさん 2009/10/06(火) 22:13:34 ID:ZsmcZKQm
>>362
サイト見てきました
飛鳥Ⅱは5万㌧もあるんですね!
施設や設備を眺めながら、100日もあったら何して過ごそう!?
と一瞬妄想してしまいましたw
ネットが利用できれば最高ですねぇ。
各国の通信状況などの関係でいろいろあるのでしょうか。
ちょと不便ですね・・
新聞なんかはもちろんないわけだから、
情報はテレビを見ることになるのかな?・・海上は映るのかな。
いずれにせよ羨ましいです。ありがとうございました。
367 名前:おさかなくわえた名無しさん 2009/10/06(火) 22:16:21 ID:7OIjNmR8
>>365
着付け、自分でできるよー。
ふくら雀と花文庫だけだけど。(一番ベーシックな帯結び)
着付けできない人は美容師さんに頼むみたい。
船上に美容院が一軒入ってる。
369 名前:おさかなくわえた名無しさん 2009/10/06(火) 22:30:30 ID:ylxkSauj
前に豪華客船(飛鳥とか?)で美容師さんとして
乗船した人が書いてた希ガス。
水が貴重だか、海水を塩抜きしてるだかで
シャンプーしても髪がイマイチごわごわ、みたいな事書いてたな。
418 名前:2015/01/03 2009/10/08(木) 04:52:28 ID:dKDDIte0
10年ほど前に世界一周の客船にスタッフとして乗船したことがあります。
ピースボートではありませんが、狭い世界なので
具体的な船の名前や自分が具体的にどのような業務をしたかは控えますが
船上の生活やお客様の話を。
期間は上にも書かれている通りだいたい100日間くらいでした。
航路にもよると思いますがだいたい80~100日くらいのようです。
最初から最後まで通して乗られる方が多かったですが
区間乗船のお客様も中にはいらっしゃいました。
お客様の客層はだいたい60代~80代。
平均70代前半といった感じでしょうか
旅行会社の方いわく、
大きな病院へ勧誘へいったりすることもあるんだとか。
長期療養の方を狙ってスカウト?するそうです。
船医がいますし、部屋を出なくても、
なんならほとんど歩けなくても旅行へいけますよ
というのが売りだった様子。
比較的若い(50代くらいと思われる)の方の職業は
会社経営かお医者様だったようです。
この方たちがだいたい1500万以上かかるような
スイートに泊まられていたようです。
荷物もカーゴで、まるで引越しのような様子でこられていました。
とても若いお客様(20代後半?)もいらっしゃいましたが、
同年代もほぼおらず、途中で船旅に飽きてしまわれたのか、
大分ストレスを溜めておられた様子でした。
また300~400万のお部屋のお客様は、
農協で募集してたから退職金で乗ったの、と仰っていた方もいたので
おうちは普通(それでもお金はある方なんでしょうが)の方が
多かったようです。
基本的に世界一周はリピーターのお客様も多いと伺いました。
船の一室の年間パスのようなものを
買っておられる方もいらっしゃったようです。
419 名前:2015/02/03 2009/10/08(木) 04:53:40 ID:dKDDIte0
寄港地ではスタッフは港の周りを散策したり
いわゆる街が遠い場合はシャトルバスが出たりするので
それに乗って遊びに出たりと適当にすごしていましたが
離れた場所に目玉観光スポットがあるような土地の場合
お客様はそれぞれ旅行会社の企画したツアーへ出られることがほとんど。
コースは様々あるようですが、ツアコンの方いわく
「階段なし」とか「大げさでなく5歩以上歩かない」行程も
用意していらっしゃるそうです。
それほどに高齢の方が多いということです。
食事は一日5食。
朝食、昼食、お茶の時間、夕食、夜食です。
売店もありましたが、私の乗船した当時の船では
営業時間が限られている上に、多少スナック菓子がある程度で
いわゆるコンビニのような充実した品揃えは望めませんでした。
船内ではとにかく一日中、食事時以外は
なにかしらイベント?が用意されています。
もちろん強制参加ではなかったと思いますが。
まず早朝には体操教室?のようなものがあります。
ラジオ体操のようなものでしょうか。
そして朝食後は習い事。
社交ダンス、フラダンス、水墨画、茶道など
お客様はいくつかの習い事のクラスから選択して受けられるようです。
この習い事の成果は最後に発表会が設けられていたりします。
小学校も満足に出られず、もっと勉強したかった、
という世代の方が多いせいなのか
本当に学校のように楽しんでおられる方も多かったようです。
昼食後も習い事や、
輪投げやビンゴなどのゲーム大会が開かれます。
午後のお茶の時間には
たいていクラシックの生演奏やテーブルマジックショーがつき、
夕食のあとはホールで、
コンサートやタレントのトークショーなどがあります。
420 名前:2015/03/03 2009/10/08(木) 04:55:36 ID:dKDDIte0
タレントだけでなく、
船長や航海士が船の話をしてくれる日もあります。
他に、長い航海になりますのでその季節のもの、
例えば夏祭りやら運動会、餅つき大会があったりもしました。
また寄港地の夜には
現地のバンドや民俗芸能の団体がショーをすることもありました。
ショーの後はホールではダンスタイム、
他にカードルームやサロンもあるので
お客様は思い思いに過ごしておられたようです。
船旅が初めてというお客様は、
全てのイベントを網羅したい!と頑張りすぎてしまう方もいらっしゃるようで、
最初のオリエンテーションで、
あまり頑張りすぎないでくださいねと冗談まじりで案内していましたが
長旅ですし、だいたい途中で疲れてこられるようで、
中にはやはり過労で倒れる方もおられたようです。
(スタッフはもう死にそうになってやっておりました。ww)
普通の方?はお疲れの日には
デッキでのんびりと読書をされたり、散歩したり
もちろん部屋でくつろいでおられたと思います。
下の方のお部屋はちょっと狭いですが。
スケジュールやイベントの内容は、
国内で10日間~二週間程度(例えば日本一周)や、
香港周遊程度のクルーズなどでも
だいたい同じようなクルーズをされていると思います。
世界一周のようなロングクルーズならではだなと思ったのは、
お客様同士の密着度が高いこと。
リピーターが多いのもさることながら、
習い事やら、毎食ダイニングでお食事
(頼めば部屋にも運んでもらえるようですが)やらと
何かと一緒になっている時間が長いからなのか
狭い空間で顔を合わせる機会も多いので、
お友達派閥のようなものができたり
お客様同士で誰それが嫌い、
一緒に食事したくない、とか、一人でさみしい、とか
クルーズデスクにはそういった苦情?もたびたびあったようです。
これはそのときのクルーズだけかもしれませんが。
421 名前:おさかなくわえた名無しさん 2009/10/08(木) 04:57:09 ID:dKDDIte0
あ、それから
上で述べられていたドレスコードの件ですが
フォーマルの日とインフォーマルの日がありました。
ですが日本の船だったせいか、
さほど豪華なドレスの方はお見受けしませんでした。
フォーマルの日でも三分の一くらいが
男性ならタキシード、女性ならいわゆるドレス!って感じだったかと。
適当なスーツやワンピースとかの方もいたと思います。
いわゆるホテルの結婚披露宴に出ても違和感のない格好がフォーマル、
ちょっといいレストランで食事、がインフォーマルくらいで
だいたいOKかと思います。
乗られる船のグレードによって違うかもしれませんので、
>>363さんは大丈夫かもしれませんが
振袖は結構すごい方な気がします。
他のお客様の年齢からして絶対かぶる心配はないでしょうがw
おそらくそのまま食事もされるでしょうし、
浮いてしまう可能性もないとは言い切れないので
和装に慣れているということでなければ
シンプルなワンピースドレスみたいなものも
一着持っていかれたらいかがでしょうか。
422 名前:おさかなくわえた名無しさん 2009/10/08(木) 09:26:09 ID:ajyrtCTJ
>>418
すごい!
素敵な世界を教えてくれてありがとう。
お客もそうでしょうけど、スタッフ間も
そういう長期勤務、人間関係でぎくしゃくしたりしませんか?
ある意味閉ざされた世界でしょうし。
425 名前:おさかなくわえた名無しさん 2009/10/08(木) 11:02:47 ID:aIcDVdpe
いわゆる豪華客船の旅に、夫(30代の時)が社命で参加しました。
世界一周ではなく、アジアを数国巡るものでしたが。
会社の会長の随行という名目でしたが、会長は実際には乗船せず、
寄港地でのミーティングにのみ参加なさったそうです
(夫はミーティング等の時、秘書を務めただけで、
あとはお楽しみ旅行だった)。
食事がたいへんよく、寄港地で食事に行っても
「なんだか、もういいや。船のほうが旨い」という感じだったとか。
だから変化に乏しい旅というのが、欠点といえば言えるそうです。
あと外海に出る時の揺れが大きく、30代の夫でも辛かったそうなので、
「会長はプライベートで船旅をよく知っていて、避けたのかなぁ」
と言っていました。
毎日同じメンバーなので、
同年代の役人とたいへん仲良くなり、今も友情が続いています。
仕事やプライベートで相談にのってもらうこともあり、
人脈を作る意味もこうしたツアーにはあるのではないでしょうか。
426 名前:おさかなくわえた名無しさん 2009/10/08(木) 11:06:55 ID:rWdU1WeY
>>425
やっぱりただの旅行というより、『社交の場』って感じなのかな。
一回出航すると、ふつうの世間からは隔絶されてしまう感じだろうし、
ほんとに知らない世界だー。
427 名前:おさかなくわえた名無しさん 2009/10/08(木) 11:23:57 ID:aIcDVdpe
>>426
あぁ本当にそんな感じらしいです。
寄港地での観光や食事について、あまり印象が強くないらしい。
ちょっと気分転換で降りてみました、くらいになってしまうようです。
帰宅して、観光地の写真をほとんど撮ってきていないことに驚きました。
一応仕事として行っているので、ミーティングの準備や勉強が
たいへんだったのかな、と思ったほどでした。
しかし聞いてみるとそうではなく、船の外のことや、
記念写真を撮るといったことが、どうでもよくなってしまうらしいのです。
431 名前:おさかなくわえた名無しさん 2009/10/08(木) 12:08:53 ID:Ws/2gZ/+
>>418
これは本当に知らない世界だったので、面白かった。
長期の船旅になる分、経済的にもやはり
ある程度年配になってからの方が楽しめる感じですね。
色々な習い事が出来るのも毎日退屈しなくて良さそう。
いずれはそんな旅がしてみたいな。
432 名前:おさかなくわえた名無しさん 2009/10/08(木) 12:27:17 ID:/98T4Mlu
それだけ色々な世界のエキスパートを乗せた船、
人件費だけでもかなりかかりそうだな~
433 名前:おさかなくわえた名無しさん 2009/10/08(木) 15:54:35 ID:dEaKmiEM
>>418で客船の話を書いたものです。
まずご質問いただいたスタッフ間の人間関係ですが、
これは確かに揉めごともありました。
スタッフは役割によって遅い早いの差はあれど
毎日朝から晩まで仕事していましたし、
基本的に相部屋で、
中には窓のない部屋(お客様には売られません)を当てがわれる者もいて
日に当たらないことがストレスの原因になったのか鬱になったり。
ただ仕事の場なので致命的に仲たがいするようなことは、
お互いに避けていたと思いますし
周囲もあまり極端なことを言う人間にはやんわり注意し、
仲間ハズレみたいなことにはならないようにしていたと思います。
本当に、死ぬ以外は絶対逃げられないので。。
その代わりと言ってはなんですが、
クルーズ後には結婚するほどのカップルもできていたようです。
クルーズ中、当人たちは隠していたようですが、まあバレてましたねw
ショーに出演される方々は寄港地で乗船されて、
また次の港で下船されていました。
さすがに100日分の出演料は払えないでしょうし、
同じタレントのショーはほぼ一回きりなので。
生活にしぼって話を書こうとして
船独特の面白いところがなかなか書けなかったのですが
船酔いのことや海流の話、事故対応とか海賊対策とか
「デッキに靴を揃えて置いてはいけない」のようなちょっと変わった習慣?とか
また機会あれば自分の思い出整理もかねて書かせてもらおうと思います。
楽しんでいただけて幸いです。
434 名前:おさかなくわえた名無しさん 2009/10/08(木) 16:40:16 ID:vOiO5EZS
>>433
「デッキに靴を~」って、
「おぅ?!飛び込みか??」で騒ぎになるからかな?
船旅って、なかのひとも大変そうですね。
437 名前:おさかなくわえた名無しさん 2009/10/08(木) 18:59:54 ID:44KZ2kDS
揃えてなくても靴が落ちてたら海見るぞ。
特に小さい子のだと落した椰子いないか確認してもらう
439 名前:おさかなくわえた名無しさん 2009/10/08(木) 19:03:20 ID:sSoY7V7h
海賊対策聞きたい。
440 名前:おさかなくわえた名無しさん 2009/10/08(木) 20:37:03 ID:jJVCUqxJ
昔なんかの小説で読んだんだと思うけど、
子午線だか日付変更線だか赤道を越えるときに
パーティ(というかイベント)があるって覚えがあるんだけど本当ですか?
447 名前:おさかなくわえた名無しさん 2009/10/09(金) 05:50:47 ID:cPHyoayW
数年前、豪華客船に一週間ほど乗ったことがあります。
おおよそはほかの方が書いておられるので私個人の感想ですが。
※太平洋航路クルーズで父に同行。
父は仕事関係の招待で乗船。
本来は母が同乗すべきところ、仕事の都合で私が名代に。
乗客は日本人が7割くらい。
あとは欧米、中華系の方でした。
ほとんどが年配のご夫婦ですが、お孫さん含めた親戚一同とか、
新婚旅行という若いカップルも1組だけいました。
父に同行とはいえ、カップルではない独身女性は私一人で、
初日はさすがに浮いてる感じでした。
で、航海中は退屈と言えば退屈。
はじめはイベントや講習会に出る、図書室に行く、映画を観るなどしましたが、
用意されているのが自分がすすんで見たいものではないせいか、
わりとすぐ飽きてしまい、ほとんどの時間はティールームで持ってきた本を読むか、
プールで泳ぐか、デッキでぼーっとしてました。
でもまぁ、それはそれでけっこう楽しいものでした。
こんなに長い時間海を眺めるなんてまずないことだし、
夜は星空がすごくきれいで、まったく退屈しませんでした。
360度が星空という、地上とはまったく違う眺めです。
夜明けの風景もほんとにきれいでした。
448 名前:おさかなくわえた名無しさん 2009/10/09(金) 05:51:30 ID:cPHyoayW
でも何よりよかったのは夜の食事~お酒の時間。
多少偏りはあるだろうけれどもいろんな職業の人がいて、
それぞれの経験談を聞くのが楽しいんです。
食事のあとにはダンスタイムもあります。
父も多少踊れるのですが、ほかの方から踊りに誘われることも。
たいていは70代くらいの方々ですが、びっくりしたのは
みなさん場馴れしてらして、物腰がスマートでかっこいいことです。
かつて日本で社交ダンスが流行した時代には
さぞかしモダンボーイだったんだろうなぁと思わせる方ばかりでした。
女性もすすんで踊られる方はみなさんとてもお上手でした。
欧米にはフォーマルなダンスパーティーもままあるようですが、
日本でこういう場はなかなかないし、
いわゆる趣味のダンスパーティーとも違います。
それでもこの場に堂々と溶け込んで楽しめるのは
たぶんある程度の年代以上の人たちだろうと思います。
そしてそういう人が集まるのがこういう客船なのかもと思いました。
しょっちゅう乗りたいかと言われるとさすがに否ですが、
(そもそも私にはそんな財力はないし)
日頃触れ合う機会がないような年代の方々と
親しくできたのはいい経験だったし、
またいつかもう一度乗りたいと思います。
449 名前:おさかなくわえた名無しさん 2009/10/09(金) 07:04:14 ID:Lexni6EZ
>>363です。
やはりご高齢で、エリートなインテリタイプの方々が多いようですねー。
「社交界」「人脈作りの場」かぁ。私には無縁だわ。
もしかして場違いかしらん。
ちなみに年齢20代後半で、富豪でもエリートでも何でもない、
ただの中小企業(成り上がり小金持ち)のドラ娘です。
単なる好奇心からの道楽での参加です。
皆さんと一体なにをしゃべったらいいんだろう・・・。
知的な話題を振られても、ちゃんと受け答えできないと思うしー。
450 名前:おさかなくわえた名無しさん 2009/10/09(金) 07:25:39 ID:BjvvtS6E
>>449
「わからないので教えてください」って態度を貫くと
年よりは可愛がってくれるよ。
あとは、同じ話を何回聞かされても、
初めて聞いたような顔をして相槌を打つとかな。
背伸びは疲れるから、
率直に「私には何もかもが未知の世界」って顔をしてればいいよ。
451 名前:おさかなくわえた名無しさん 2009/10/09(金) 08:03:06 ID:Lexni6EZ
なるほど。とても参考になります。
レスありがとう。
455 名前:おさかなくわえた名無しさん 2009/10/09(金) 17:57:07 ID:FUFdVq6Q
>>447
360度星空で、
都会の光みたいに邪魔をするのがないっていいなあ!
船って酔うから苦手って思ってたけど、
年取ったらクルーズもいいかも、って思えた。
乙です。
英ではクルーズは庶民でもリタイヤ組みに大人気です。
飛行機はしんどいから船でゆっくりという感じ?
スイート部屋とかはもちろん富豪ばかりでしょうが。
行き先は大抵地中海やカリビアンなど。
カリビアンはアメリカ人が多くて
フォーマル?なにそれ美味しい状態で
ジーンズが多いから嫌だわとかおば様達が言ってたりします。
格好付けじゃなくて、他人に対する礼儀という感じでフォーマル着るみたい。
新婚旅行にクルーズって考えた事もなかったかも。
いちゃいちゃしてる間に色んな国、って結構新婚向けかもですね。
460 名前:おさかなくわえた名無しさん 2009/10/10(土) 02:52:26 ID:7MkOtwLO
元客船イベントスタッフです。
まとめてみたらとても長くなりましたので適当に読んで頂ければ。
>>433では中途半端な書きこみをしてすみませんでした。
まず靴の話ですが、これはやはり
誰か飛び込んだのでは?と誤解を招くから、ですね
場合によっては、落し物かもしれなくても
>>437さんのレスの通り、持ち主を探すこともあるそうです。
「靴を揃えておくなよw」というのは
そのとき私が聞いたジョークだったかもしれませんが
デッキから誰かが転落したような水音を聞いた、とか
落ちる人影を見たというようなことでも
その時点で事実が確認できるまで船は緊急停止することになると伺いました。
デッキは水面から高さがありますし、船はそれなりのスピードで進んでおり
万一落ちた場合には船尾のスクリューにすぐ巻かれて
亡くなる可能性が非常に高いそうです。
しかし助かる可能性はゼロではないし、
もしも亡くなられたとしても亡骸が見つかるまで
その現場の周りをぐるぐる回って探すことになるそうです。
私は実際にそういった場面にはあったことがありませんが。
国内クルーズでは深夜に体調を崩されたお客様がいらっしゃって
緊急と判断されたようで、救急車のように陸から
赤色灯をつけたコーストガード(海上保安庁)の船がきて、
船づたいに運ばれたお客様もいらっしゃいました。
また、だいたい入出航の際は
お客様はデッキに出られて景色を楽しんでおられますが
港によっては、湾を出たとたんにすごいうねりが発生することがあり
過去にデッキにいた航海士が飛ばされたという
事故がおきたことがあったそうです。
そういった危険のある港を出港する際は
「デッキにでないでください」と再三のアナウンスがあり
部屋の机上の荷物なども下ろしておくようにと指示がありました。
船は、乗っているとあまり感じませんが
瞬間的に10m近く上下動していることもあるそうです。
461 名前:おさかなくわえた名無しさん 2009/10/10(土) 02:53:10 ID:7MkOtwLO
特に冬の日本近海というのは世界でも有数の荒海なんだそうで
外国では中国方面でも西に向かう東南アジア方面でも、
ひどい揺れにあったことはありません。
小笠原方面は夏でもたいてい揺れていたような記憶があります。
わりと日本から南下していくような航路のときがひどかったと思います。
国内ではこの時期やはり台風に当たることもあり
台風の中を航行していたこともあります。
まっすぐ歩けないほど揺れたり、
階段をあがるのに、うねりに合わせて登ると
すごく体が軽くて面白かった記憶があります。
台風は東側が風が強いそうなので、船はなんとか西側にまわろうとします。
航路を変更して全速力で瀬戸内海に入ったこともありました。
瀬戸内海は台風のさなかでもほとんど揺れを感じなかった記憶があります。
ただ一度だけ寄港地から帰るとき、
出航前からすでに到着予定の港がクローズになってしまい
クルーズ中止になったことがありました。
お客様は着いた先の港でそのまま下ろされます。
悪天候で航行中止になった場合は
基本的に補償されないという契約になっているようです。
もちろんお客様には旅行会社さんが帰宅の方法を手配されるのでしょうが。
荒海といえば、新しい船はたいてい
スタビライザーと呼ばれる揺れ止めの羽が船底についており
これが船の揺れる方向とバランスをとって
大きな傾きを防止しているんだそうですが
スタビライザーのついていない、古い客船
(これはすでに日本の基準に達しておらず、
海外に売られたり廃船になっているそうです。)に乗船したときは、
洗面台の壁にあったグラスホルダー(車についているような)
に挿したグラスが吹っ飛んだり
ものすごい揺れと打ち付ける波の音、
このまま転覆するのでは思うほどの傾きを経験しましたが、
反面船酔いは少なかったように思います。
私自身、乗り物酔いは子供の頃にしたきりでしたが、
船ではいつも揺れに弱くて
仕事のために下をむいているとさらに悪化し
吐くものもなくなって地獄の苦しみを味わったことも。
このまま死にたいくらい苦しいのに
どこにも逃げられない上に、イベントは待ってくれないw
お客様の前であまり具合が悪そうな顔もできませんでしたしw
462 名前:おさかなくわえた名無しさん 2009/10/10(土) 02:54:49 ID:7MkOtwLO
世界一周が始まったときも、出航してすぐはいくぶん揺れていましたが
実際には上に書いたとおり外国の海では
ほとんど揺れを感じることもないくらいで、酔うこともありませんでした。
それより国内で一週間くらい乗って下船したときの方が
降りてからもまだ船にいるような感覚
(『陸酔い(おかよい)』と呼ばれていましたが)がして
気持ちが悪かったのが記憶に残っています。
歳を重ね慣れるごとに陸酔いも減った気がしますが。
ショー出演者の方でもひどい船酔いをされる方はもちろんいらっしゃいましたが
ステージではもちろん船酔いをまったく感じさせない演奏をしていたりして、
さすがプロ、と変に感動したこともあります。
舞台裏にバケツを置いてショーをされていた方も。
でもお客様なら少しお部屋で寝ころんで、
休んでいれば大丈夫ですw
ひどく酔ってしまったあとでは薬は効かないし、
水を飲んでも吐いてしまうような状況になりますので
気になる方ときは先に薬を飲んでおくといいかも。
薬は船でももらえます。多少眠くなりますが。
面白いのは、お客様は大揺れの中でも
ご高齢の方ほど平気な方がとても多かったことです。
無駄に足を踏ん張ったりせず、
揺れにまかせて歩いておられるのもよかったようです。
激しくよろめかれているようにお見受けしましたが、
とってもお元気でしたw
もちろん船旅に慣れておられたこともあったでしょうが、
折りたたみ机の足が折れて積んだグラスも崩れるような揺れの最中に、
70代くらいのお客様から
「あたしたち、三半規管がもう弱ってるからね~
船酔いはしないの。若いっていいわね。」
と笑われたこともありますw
また、回答が遅れましたが>>440でご質問のあった
赤道を通過するときのパーティというのは確かにありました。
「赤道祭」と呼ばれていました。
何か、そのいわれはよくわからないのですが、
私のときはお客様が寸劇をなさっていたように記憶しています。
神様?に赤道通過の許可を頂く、といったような内容のもので
キャストに選ばれたお客様は何日か前から練習の日があったようです
なかなか堂にいった演技っぷりでらっしゃいましたw
463 名前:おさかなくわえた名無しさん 2009/10/10(土) 02:57:50 ID:7MkOtwLO
次に部屋の中の話を。
テレビについてですが、
最初の頃は船上では一切見られなかったような記憶があり
一週間も乗っていたら、帰ってきたときには浦島太郎状態、
なんてことがありました。
世界一周に乗船した頃はNHKの衛星放送か何かが見られるようになり
日本のニュースは絶えず入ってきていました。
他に、たしかCNNも見られたかも?
(そういえばまだ携帯電話が普及する前、
船舶電話の番号は030から始まる番号でした。
後の携帯電話になる技術が使われていたのかな、と思います。)
他に面白かったのは
船首にあるカメラの映像がずっと映されているチャンネルがあり
窓のない部屋のスタッフはそれを窓の代わりといって
つけっぱなしにしていた者もいたようです。
朝になると画面も明るくなるので。。w
他に日替わりで映画が流されていたりもしましたが、
スタッフでしたのでさすがにそこまでの時間はなく、
ほとんど見ることもできなかったです。
船内では船内新聞と呼ばれる冊子が毎日部屋に届けられ
これには前述したようなデッキにでないようにといった注意事項や、
その日シアターでやっている映画、
イベントスケジュールなどが書かれていました。
また、ベッドが狭いという話についてですが
特にお客様の部屋に関して今では改装されているかもしれませんが
私の使っていたものは幅80cmくらいで長さも180cmくらいだったような。。
やはり狭かったですね。
お部屋の清掃は、
スイートなどの上階にあるお部屋は日本人スタッフが入っていましたが
その他のお部屋は当時はフィリピン人のクルーがしていたと思います。
あまり日本語が上手でない方もいましたが、
特に苦になるようなことはなかったです。
ただお客様のお部屋では絶対にないことだそうですが
イベントスタッフの部屋や機材には
多少盗難?疑惑が出たこともあったそうです。
ただ枕元に何か置いていて、
シーツごと持っていかれただけかもしれません。
当時CDウォークマン(まだi-Podとかなかった頃ですw)などは
見えるところに放置しないで。
もし無くした時彼らに無用な疑惑がかかってはいけないから。
と先輩から教わった記憶があります。
464 名前:おさかなくわえた名無しさん 2009/10/10(土) 02:58:44 ID:7MkOtwLO
それから、他の方がすでに書いておられますが、
星の素晴らしさを忘れていました。w
初めて外航船に乗船した際に東シナ海で見た満天の星空は
本当に素晴らしかったです。
天文学者の先生が乗船されて、
デッキで天体観測のイベントも用意されていました。
国内クルーズでも星は十分に綺麗でしたが、
そこまでの星空は見られなかったように思います。
やはりこれこそ陸の光のまったく届かない、海上ならではだと思いますし
一度見る価値は十分にあると思います。
密かなおすすめは操舵室のある船の前方(船首側)のデッキ。
夜は操舵室から海面がよく見えるように
船の前寄りの明かりを消しているので。
余談ですが、このため船首にある部屋は
夜になると必ずカーテンを閉めなくてはならず
基本的に船首の部屋は揺れも激しいのでスタッフが使っていたりします。
夜の船首側デッキは真っ暗でちょっと怖いですが、
本当に吸い込まれそうなほどの星空がみられます。
気持ちよすぎて寝転んでみていたら、
そのまま寝てしまったなんていうスタッフもいましたがw
船尾のデッキは夜も明かりがついています。
船からの景色の楽しみは他にもたくさんあります。
世界一周ともなれば運河の通過を通過したり、
航路によって氷河を見られたりもします。
他にも海上の生き物を見る楽しみがありました。
イルカは国内クルーズでもよく見られます。船と併走して泳いでいたりします。
船もイルカの群れを見つけると寄っていったり、操舵室から
「右舷側(船の横側のことを右舷、左舷といいます)にイルカがいます」
といった案内放送があります。
外国に行って初めて見られたのは海がめと鯨です。
海がめはひたすら海面をぷかぷかと流れていましたので
わりと頻繁に見られました。
長い航海ですので鯨もだいたいは見られるそうですが、
私のときは運良く潮を吹くところもみられたりして楽しかったです。
まあ仕事の合間ではありましたが。
465 名前:おさかなくわえた名無しさん 2009/10/10(土) 03:00:11 ID:7MkOtwLO
生活の話ではなくなってきますが
外国の、海峡が狭かったり、とても操舵が難しいような場所では
そのエリア専門の操舵士?が乗り込んでくるんことがあり
そのときは船長は船の操舵に関する全権をその方に委任します。
その場に立ち会ってその船の特性などに関してアドバイスをすることはあっても
基本的に口出しはしない(できない)そう。
タイタニックの話でも見るように
大きな船ではぶつかる対象が見えてから舵を切っても間に合わないそうで
また、船は見えていない部分まで深く水につかっているわけですから
デッキからみてそばまで岸があるようなところを
海底の様子まで知っていて操舵せねばならないんだそうです。
このあたりは航海士ではないので正確なことが書けずすみません。
ただ、この難しい操舵専門の方の職業名を失念してしまいましたが
あまりのプレッシャーゆえか長生きされる方はほとんどいないんだそうです。
高額な報酬を受け取ることはできるそうですがたいてい50代で亡くなられるとか。
後にキャプテンがお客様にそのときのお話をされていましたが
「実際危ないのではないかとひやっとする瞬間もあった」んだそうですが
黙って見守り、無事に通過させてくれたそうです。
余談ですが映画「タイタニック」は
船内の雰囲気がよく再現されていてびっくりした記憶があります。
まだ沈む前の航海シーンでの、船独特のきしむ音など本物のようでした。
映画でも出航のときデッキで銅鑼を鳴らして回っていましたが、
その光景は今でも見られます。
ちなみに主人公たちが二人で船首にたって
「空を飛んでるみたい」と言っていたあのシーンのエリアは
普段は立ち入り禁止区域ですw
ただお客様の希望も多いのか、船内見学ツアーの一環でイベントとして
船首近くまで行かせてもらえましたが、とても怖かったです。
466 名前:おさかなくわえた名無しさん 2009/10/10(土) 03:06:37 ID:7MkOtwLO
上でも書いたように船首はもっとも揺れるところなので
船側は危険回避のため、その日の天候や操舵も考えておられたでしょうが
私がびびりなせいもあり、とてもあのタイタニックのポーズは
できそうにありませんでしたw
船は普段からショーやお食事、お茶の時間には
特に揺れないように注意されていたようです。
海上では雨の降っているところ、晴れているところが遠くに見えてわかるので
デッキでお客様が楽しめるよう、雨を避けて航行していたそうです。
(足元が濡れると危険ですし)
ただロングクルーズであまりにも船がホコリだらけのときに、
洗い流すために雨に向かうこともあるとも聞きました。
これは本当かわかりません。
また別の話になりますが
これは船員サイドの方から伺った話でちょっと面白いなと思ったのが、
ロングクルーズの船はあまり停泊が長いとかっこよくないんだそうです。
すっと入港して、さっと次の港へ向かう、というのが粋?なんだとか。
理由はよくわかりませんでしたが。w
また、港の中にも一等地といえる岸壁とそうでないところがあり
(周囲の景色や利便性が違います)
やっぱり大きい船ほどいいところに泊まっていたりします。
外国の、とても大きく豪華な船と同じ港に着いたときは、
やはり比べればこちらが小さく
船のスタッフが「やっぱり○○(その豪華客船の名前)はすごいなあ」
と苦笑しておられました。
船の中は一応日本国内ということになっていますが特殊な環境で、
外国の海へ出たら酒税がかからなくなり、クルーズ中に国境を越えたところから
自販機のビールの値段が安くなっていたりします。
お客様やイベントスタッフが下船するときは入国手続きをします。
たいていは船が一括でしてくれます。
ただ入国管理に厳しい国のときだけはホールなどにイミグレーションが設けられ
個々人で手続きすることもありました。
船員さんは上でも書かれていた船員手帳をお持ちですので
港から○km以内という制限つきではありますが、
どの国にも簡単に入国できるそうです。
467 名前:おさかなくわえた名無しさん 2009/10/10(土) 03:08:48 ID:7MkOtwLO
他に海賊対策ですが、
これは確か東南アジアのあたりを通過するときには
船側がかなり敏感になっておられたと思います。
実際海賊に会ったことはないですが。
船内は一応どこへ行っても日本国内ですし
銃器を持ち歩くわけにはいかず、乗り込まれたらアウトなので
万一の際にはホースで放水して応戦?し逃げ切るんだそうです。
海賊の多い地域を通過する日には
夜間、デッキにむやみにでないようにという
アナウンスがあったと記憶しています。
客船はタンカーなどにくらべれば軽く、足が速い上、
積んでいるのも人で物資が少ないのであまり狙われることはないそうです。
他に、遠くからでも客船であることがわかるように、
船尾のカーテンをあけて電気をつけっぱなしにしておくように指示があったような。
ここらは記憶が曖昧ですみません。
船内ではキャプテン(船長)が全権を持っています。
例えば犯罪があった場合などは、船長には犯人を拘束する権利があるそうです。
船長は出航したら総理大臣で最高裁裁判長のような立場なんだ
という話を伺ったことがあります。
またも別の話ですが、
外航船としての資格を得るために
船は年間○マイル以上は外国の海を航行しなければならない
といった規定があるんだそうです。
なのでお客様を乗せず、船員だけで外国へ航海にいって戻ってくる
なんてこともあるんだそうです。
話は変わりますが、
私が乗船したクルーズに限ったことでいうと
もちろん本物のお金持ち?の方もいらっしゃったでしょうが
日本人のお客様だけだったせいなのか、わりと庶民的な雰囲気だったような。
一目でお金持ちとわかるような方は芸能人というか
有名な作家さん(すでに他界されている方です)も乗船されていたことはありました。
ともかく、少なくともあまり社交界!といった雰囲気ではなかったですよ。
どのお客様もみなさんフランクでくつろいでいらっしゃいましたし。
だたやはりダンスタイムに優雅に踊られる姿を拝見すると、
その昔はたいそう…と感じるような方は確かにいらっしゃいました。
神戸芦屋と都内におうちをお持ちだとか。
468 名前:おさかなくわえた名無しさん 2009/10/10(土) 03:11:00 ID:7MkOtwLO
社交界といえば、
チャータークルーズで、某大企業が船を貸しきり、
顧客(これも大企業のトップ揃い)とそのご家族の方をご招待する、
といったクルーズにも乗船しましたが、そのときはさすがに
上流階級、社交の場といった空気があったようにも思います。
それから、世界一周にも新婚旅行のカップルは何組がいらっしゃいましたが
中に80代の新婚さんもいらして、双方が配偶者に先立たれた後、
出会ってご結婚されたんだとか。
仲むつまじく、いつも手をつないでいらしたりと
なかなかに素敵なご夫婦でした。
旅行にいって、空港は知っていても
港を知っているってなかなかないのでは?
タンカーがつくような港につくこともありましたが、
入港風景はどこも中々に感動的です。
なにより飛行機よりその距離を体感できると思います。
全ての話が何年も前のことになりますので
記憶違いや変わったこともあるかと思いますが
以上です。
私ももっと歳をとってから、いつか世界一周とまではいかなくても、
お客様として乗船してみたいなあと思っています。
カリブなんて最高ですね。外国船は緊張しそうですがww
長々とすみません。読んで頂いた方、ありがとうございました。
469 名前:おさかなくわえた名無しさん 2009/10/10(土) 03:13:22 ID:TMZzLNLW
乙、ウン長かったw
474 名前:おさかなくわえた名無しさん 2009/10/10(土) 04:24:06 ID:qctP2PCk
長かったけど面白かった!
ありがとうございました。
486 名前:おさかなくわえた名無しさん 2009/10/10(土) 15:18:23 ID:y32Y6ZjS
船の話、リアリティがあって楽しかったです。
ちょうどつい先日、うちの近所に大型客船がきてたんでよけい。
出発する30分前に1度、5分前、そして出港時に汽笛が鳴るんだけど
それが街中に響くくらいの大きさなんだ。
岸壁まで歩くと30分くらい離れてるのに部屋の窓ガラスがビリビリいうくらい。
見にいこうかな・・と思いつつ汽笛だけ聞いてました。
そういえば今住んでいる土地は、たまに大型船が泊まる街なので、
普段は静かな街なのに、ある日急に外国人がたくさんあふれていたり
水平服を着た人がぞろぞろ歩いていたりします。
客船がとまると、埠頭からバスで中心部まで運んでくれるのだけど
たとえ1人でもバスが出発してタクシー状態。
中ではどんな生活なんだろう、って思ってました。
今度、大きな船がきたら見にいってみよう。
楽しい話ありがとうございました。
487 名前:おさかなくわえた名無しさん 2009/10/10(土) 16:51:13 ID:Z28/N/Na
情景が何だか目に浮かぶ書き込みだったよね、乙です。
生海亀、生鯨、生ー海のど真ん中星空、を見る為に
いつか絶対クルーズ旅行したい!!
って思えました、ありがとう。
493 名前:おさかなくわえた名無しさん 2009/10/10(土) 22:20:16 ID:K6TDkcIi
>>486
汽笛って、船から徒歩で30分圏内にいれば
十分に聞こえるような音量に設定されているのかな
クルーズの人に書き込みによると、
船員さんは港から半径○km以内なら自由に散策できるらしいから
「そろそろ出発だよー。あと30分!乗り遅れるなよー」
という合図なのかな
494 名前:おさかなくわえた名無しさん 2009/10/10(土) 22:54:56 ID:y32Y6ZjS
>>493
船員さんはさすがにギリギリまで外にはいないと思うけど
観光してるお客さんとか見送りしたい人には合図になるんだと思います。
海なんて全然みえないところでも、
いきなり「ボオワーーーッ」って重低音が響き渡ります。
大きすぎて、どこから鳴ってるとか方向性もわからないくらい。
初めて聞いたときはナニゴトか!?ってびっくりしました。
あれを聞き逃すのは無理だw
495 名前:おさかなくわえた名無しさん 2009/10/10(土) 23:56:54 ID:5ACiPfeD
客船の話、とても楽しかったです。
ところで「操船が難しいエリア専門の操舵士」は
水先案内人(Pilot)ではありませんか?
498 名前:おさかなくわえた名無しさん 2009/10/11(日) 01:10:26 ID:iqoiMCV/
元客船スタッフです。
長いけど楽しかった、船に乗ってみたくなった
と言って頂けて嬉しかったです。
こちらこそありがとうございました。
>>495
水先案内人と聞いて記憶がつながりました。
おそらく間違いないと思います。
ただ何か二単語くらいのカタカナ語名があったような気が…
(なんとかパイロット?)。
もっと詳しい方が今後書いてくださることに期待しますw
501 名前:おさかなくわえた名無しさん 2009/10/11(日) 03:23:55 ID:/a7gb4Hd
水先案内人の英名は
ハーバーパイロットまたはベイパイロットではないでしょうか。
単にパイロットという場合が多いかもですが。
水先案内人はかなり高齢の方も多いですが、
これは豊富な経験が必要なためで、
船長の経験を持つ方が引退後に勤める場合も多いそうです。
えーと、私は前の方で客船の乗客経験書いた者です。
元客船スタッフさんもあの星空を楽しまれている話、
なんだかすごくうれしかったです。
あれはほんとにすばらしくて、今もよく思い出します。
私も乗船中、夜中は毎晩眺めてました。
ついはしゃいで、ひとりで夜中にバカだと思いつつも
デッキで歌ったり踊ったりしました。
でもあのすごさはちょっとハイになります。
スタッフさんたちに見つからなくてよかったです。
(見ないふりして下さったのかもですが)
505 名前:おさかなくわえた名無しさん 2009/10/11(日) 09:01:55 ID:iqoiMCV/
>>501
もしかしたら私の記憶違いで、
単にパイロットと呼んでいたのかもしれません。
ちょっと身バレが怖くて書けませんでしたが
その水先案内人の方が乗り込んでこられたのは
港や湾内の航行ではなく、とある非常に特殊な海峡の通過の為で、
短命の方が多く、そのときもキャプテンより若い方だったかと思います。