【スレ8】高校生の時に病院食を作る調理師の補助バイトをしていた人
426 名前:2015/01/02 皇紀2665/04/02(土) 00:29:11 ID:qnzTzWIv
病院でアルバイトしてたときの話
高校生の時、約1年間病院で
入院している患者さんたちの食事を作るバイトをしてました。
とは言っても実際は調理師さんの補助、いわゆる雑用でしたが・・・。
仕事は、学校が終わってから夕方の5時半に
厨房に入り白衣に着替えた後、ブラシを使って徹底的に手を洗います。
手を洗ったあとはアルコールで消毒。
(手に傷があると物凄く染みるし、ガサガサに荒れるからこれがイヤだったw)
そしたら十数台ある台車?ワゴン?みたいなのに
トレーを入院患者さんの分だけ並べて、
その上に患者さんのネームプレートを並べます。
このプレートには医者の先生からの指示が書いてあり
(常食とか減塩とかキザミとか流動とかそういう食事の種類のことね)
そのプレートを見ながらそれぞれの食事を乗せていきます。
僕がいた病院は入院患者さんの数が400人くらいいたので
これを乗せ終わるころには腕がパンパンでした。
食事を乗せ終わった台車から、厨房責任者の栄養士さんにチェックをしてもらい、
OKが出るとそれぞれの病棟に運んで看護婦さんに引き渡します。
その後患者さんたちの食事が終わるまで、
厨房に戻って鍋やおたまなど調理器具を洗ったり
事務室で栄養士さんの伝票整理をを手伝ったりして待機。
(よく鍋を焦げ付かせる調理師さんはバイトの間では凄く嫌われていましたw)
427 名前:2015/02/02 皇紀2665/04/02(土) 00:30:22 ID:qnzTzWIv
患者さんの食事が終わるとまた病棟に行って
食器を取ってきて食洗器で洗って乾燥機に突っ込み、
残飯の処理をした後、最後にアクア酸化水とかいう水を撒いて
キレイに消毒して一日が終わります。
大体夜の8時過ぎには全ての仕事が終わっていましたね。
小さい頃から病院が大嫌いでほとんど通院もしたことないし、
ましてや入院なんて一度も経験したことがなかったので、
初めは驚きの連続でした。
特に患者さんが通らないような従業員用の通路には、
べっとり血の付いたシーツがおいてあったり、
大量の注射針や点滴が捨ててあったり、
世間知らずの高校生にはとても刺激的でした。
そして、病棟まで出向く仕事だったので患者さんと仲良くなることもあって、
その患者さんが亡くなるのが何よりも一番辛かったです。
実際、自分の仕事中に交通事故にあった友人が運ばれてきて亡くなった事があり、
友人のお母さんとおばあちゃんが号泣しているところを見てしまい、
自分もあまりに辛くなってしまったのがその仕事を辞めるきっかけになりました。
それでも「死」がとても身近にある病院という現場で働いていたことは
とてもいい経験になりました。
あ、そうそう。
白衣の天使とチョメチョメなんつーことは一切ありませんでしたから(‘A`)