【スレ33】アメリカで日本人サポートのボランティアをしている人
43 名前:おさかなくわえた名無しさん 2008/03/04(火) 18:27:45 ID:iN3+Ve52
海外で、トラブルに遭った日本人をサポートする団体で
ボランティアしています。
ボランティアの内容は資格や能力によって色々です。
私は電話番とメール番、家庭訪問が中心です。
電話番は、トラブルを抱えた人がかけるホットラインの受付です。
トラブルの内容別(法律、医療等)マニュアルがあり、
4割位はマニュアルで対処できます。
対応できないものは、担当の人に回したり、専門家を紹介したりします。
専門家を紹介する時は、必要に応じて通訳を手配します。
メールも同様に、トラブル別に振り分けて、返信できるものは返信します。
本当はこういうことはしちゃいけないんだけど、
ついつい本当に気の毒な人(人種差別された等)には親身に対応、
自業自得の人(クスリをやって捕まった等)には通り一遍の対応、と、
身の入れ方が違ってしまいます。
家庭訪問は、
何曜日はAさん(高齢者)の所に日本食を届けて、
その後Bさん(ケガをして家事ができない)の所に行って掃除の手伝いをして、と
スケジュールが決まっていてその通りに動きます。
が、時間通りに終わらず押せ押せになることが多いです。
この団体は基本的に秘密厳守で、
不法滞在や失業保険の違法受給等明らかな違法行為も原則通報しません。
(この点は個人的にはモヤっとしますが)
しかし、何だかんだでバレる時はバレるようで、
サポートを受けていた人が当局の取調べを受けたことがあり、
その時に当局が手配した通訳が、この団体のボランティアだったそうで、
「同じ人だ」=「事情を知っている」=「密告したな!」と逆恨みされたそうです。
その通訳の人は、海外でトラブルに遭った日本人の為にと
善意で複数の団体に登録していたのに、それが原因で恨まれて、
可哀想でした。
44 名前:おさかなくわえた名無しさん 2008/03/04(火) 18:56:58 ID:iN3+Ve52
「違法行為も原則通報しない」というのは、
虐待や暴行等、看過すると人命に関わる危険のある問題は
通報する場合もあると聞いたのでそう書きました。
通報する⇔しないの判断基準は、下っ端の自分にはよく分かりません。
45 名前:おさかなくわえた名無しさん 2008/03/04(火) 21:11:19 ID:6xZhGZdF
>>43
へ~面白い話です。
・そういう団体への連絡先って、どこに出してるんですか?
新聞とかでわかるんでしょうか。
・43さん自身はどういう経緯でそこに参加することになったんでしょうか。
具体的な事例はマズイと思うけど、
心に残ってるケースとかあったら聞きたいです。
46 名前:おさかなくわえた名無しさん 2008/03/04(火) 22:13:41 ID:920cEGHk
>>43
いつもお疲れさまです。
質問をよろしいですか?
・大ざっぱでかまいませんが、
だいたいどのあたりで活動をされているのですか
・相談はどのくらいの頻度で発生しますか
・各地の大使館などともお付き合いがありそうに思えますが、
正直頼りになりますか
47 名前:おさかなくわえた名無しさん 2008/03/04(火) 22:25:25 ID:r8h4K6qh
>>43
インドとかで一人旅中に行方不明になった人の捜索もやってるの?
不明者の家族等から探してくれという依頼も来ると思うけど。
48 名前:43 2008/03/04(火) 23:29:49 ID:iN3+Ve52
>>45
連絡先は、日本語の電話帳、新聞、テレビ、ラジオ等のメディアの他、
団体が作っているパンフレットを日系企業や団体、
日系スーパーやレストランに置いて貰ったりしています。
私は、日系スーパーの掲示板にパンフが貼ってあったのを見て連絡しました。
前職を辞めて暇だったので。
心に残っているケース
実際の事件と、日系社会で広まった噂で
被害者と加害者が全く逆のケースがありました。
例えるなら、実際に起きた事件は、太郎君が花子さんをいじめていて、
長期にわたる執拗ないじめに耐えかねた花子さんが、
「やめて」と叫んだところ、初めての反抗に驚いた太郎君が、
よろけて階段を転げ落ち、打ち所が悪くあぼん。
ショックを受けた花子さん、セルフあぼん。だとします。
それが、日系社会に広まった噂では、
わがまま放題で皆の嫌われ者の花子さん。
横暴に耐えかねた太郎君が注意すると、逆切れした花子さんは、
「うるさい!」と叫び、太郎君を突き飛ばした。
階段を転げ落ち、太郎君は打ち所が悪くあぼん。
太郎君の友達に責められた花子さんは、
逃げ出そうとして事故であぼん。
花子さんの名誉のために、真相を明らかにしなければいけないのでは?
と思うも、秘密厳守の立場では、何も言えず。
今でも思い出すとムカムカします。
>>46
活動場所は、アメリカです。地域は、すみません。
相談頻度は、新しい相談は一日5~20件。
継続中案件が、スタッフ一人当たり15~25件。
案件は、「英語が出来ない。友達が出来なくて淋しい」のような、
愚痴聞きレベルから、
裁判沙汰等、専門家の指導が必要なレベルまで、様々です。
大使館は、正直論外です。
そもそも、定時で閉館して、時間外・祝休日は電話が繋がらない、
という時点でダメダメです。
事件事故は時と場所を選びませんから。
49 名前:43 2008/03/04(火) 23:30:30 ID:iN3+Ve52
>>47
警察や探偵ではないので、捜索はしません。
それ以前に、ノウハウも、人員もありません。
基本的に、捜索依頼はしかるべき専門家(警察等)に回します。
捜索に役立ちそうな情報を翻訳する位しか、手伝えることはありません。
50 名前:43 2008/03/04(火) 23:39:02 ID:iN3+Ve52
補足。
継続中が15~25というのは、ボランティアスタッフが抱えている数字です。
これは、週2~3日、3~4時間~半日程度ずつ手伝う人達です。
フルタイムで入っているスタッフは、もっと抱えていると思います。