【スレ57】3ヵ月くらい日本茶の販売員をしていた人
446 名前:おさかなくわえた名無しさん 2011/11/14(月) 10:01:44.65 ID:CQ+2N7nY
茶の生産農家、卸、小売店の方の話が聞きたいです。
茶道の煎茶やってる人もいるかな?
461 名前:おさかなくわえた名無しさん 2011/11/15(火) 14:30:45.83 ID:VSuQYJaW
>>446
三ヶ月ほどですが、日本茶の販売をしたことがあります
美味しいお茶の煎れ方や
茶葉による味の違いなどならお答えできます
462 名前:おさかなくわえた名無しさん 2011/11/15(火) 14:55:45.63 ID:jQfPvHli
>>461
日本茶で、産地で味が違うものなのか?
グレードの違いで味が違うのは分かるが、産地の違いは分からんw
463 名前:おさかなくわえた名無しさん 2011/11/15(火) 15:08:21.56 ID:VSuQYJaW
>>462
ありますよー
すごく大雑把な分け方ですが、
静岡茶なら煎茶の渋い系、九州茶なら深蒸しの甘め系です
深蒸し茶というのは
いわゆる粉っぽいお茶で濃く出るので、二回も飲めば味がしなくなります
ただしお湯の温度を気にしなくていいので手軽に飲めるかと思います
逆に煎茶は
80度前後の少し温めに煎れないと渋みばかりが出てしまうので
若干難易度が高いお茶ですね
以前テレビで掛川茶は体にいいと出ましたが、
掛川産じゃなくても深蒸し茶なら同様の効果が見込めるそうです
464 名前:おさかなくわえた名無しさん 2011/11/15(火) 16:01:11.42 ID:jQfPvHli
>>463
産地によって、製法が違うんだね。
実は、お茶で有名な所出身なのに、全然知らんかったw
465 名前:おさかなくわえた名無しさん 2011/11/15(火) 16:34:20.47 ID:VSuQYJaW
>>464
静岡でも深蒸しを作っているところはあるでしょうし、
断言は出来ませんけれどね
こうして仕事などで身近に接する機会がないと
わからないことだと思います
ちなみに私が勤めていた店では
百グラム千五百円以上のものがいいお茶とされていました
味の好みは多々ですが、千五百円以上なら
どのお茶でも大体グレード的に問題ないらしいです
なので贈答用にはそういったお茶をお勧めすることが多かったですね
普段使いなら千円前後でも美味しいお茶はあるので
可能なら試飲させてもらって
「このくらいの値段でもう少し甘いのがあれば」
という感じで注文すればお勧めしてくれると思いますよ
467 名前:おさかなくわえた名無しさん 2011/11/15(火) 17:19:48.37 ID:PU5aWFfX
お茶って高い方が濃厚で美味しいよね。
でも高いお茶飲むと、胃と頭が痛くなってぐったりしてしまう・・・
468 名前:おさかなくわえた名無しさん 2011/11/15(火) 17:38:52.51 ID:VSuQYJaW
>>467
日本茶は味と値段が比例するので、
確実に美味しいものをと思うとどうしても高くなりがちです
体質的にカフェインが苦手なのかもしれないですね
飲む量を減らすか薄めるかですが、
それでも駄目なら飲むのを控えめにした方がいいかも
胃弱の人は日本茶の刺激で胃が痛んだりするので、
疲れているときは薄めのを少しくらいがいいと思います
そういえばお茶の煎れ方を書いてないw
469 名前:おさかなくわえた名無しさん 2011/11/15(火) 19:47:57.21 ID:qeH5acnt
>>468
では、美味しいお茶の入れ方をぜひ!
美味しいお茶の見分け方もあります?
470 名前:おさかなくわえた名無しさん 2011/11/15(火) 20:03:03.44 ID:dNCvYp+3
淹れるときのお湯の温度はどうやって調節するんですか?
慣れてくると沸騰して火から下ろしてからこれくらい経ったら何度、
とかがわかるんでしょうか
471 名前:おさかなくわえた名無しさん 2011/11/15(火) 21:56:55.17 ID:VSuQYJaW
>>469
ありがとうございますw
煎茶の煎れ方ですが、
先程書いたように熱湯では渋くなるのでまず湯冷ましをします
手のひらサイズの小丼的な器に薬缶やポットのお湯を注ぎ、
器が暖まったらお湯を湯飲みへ
湯飲みに熱が移り、触って熱いようならまた小丼へ戻す
という感じで、触って平気な程度に冷まします
茶葉の量はお茶によって違うので何とも言えませんが、
足したり減らしたり頑張って下さいw
適度に冷めたお湯を急須に入れた後は少し待ち、
湯飲みに少し注いで急須を水平に戻し、また注ぐ
ちまちま急須を傾ける感じで注ぐと、ゆっくり茶葉が開いて
注ぎ終わりにはちょうどよくなるはずです
この待ち時間が極端に短かったり長かったりすると
味が出なかったり出過ぎたりなので要注意です
湯飲みの半分弱煎れて色が薄いようなら、もう少し待ってみて下さい
急須の中のお湯をを回すようにしてから注ぐ人もいますが、
これをやると茶葉が早く開きますのでしない方がいいです
あとはお茶を最後の一滴まで注ぎ切ること、
水分が残っていると味が出てしまいます
最後に、注ぎ口の反対側をぽんと叩いて
茶葉を内側の注ぎ口からはがし、ふたをずらすこと
ふたをしておくと蒸れて茶葉が開いて、二煎目の美味しさが損なわれます
茶葉が開ききったらもう味は出ないので、新しい茶葉に変えましょう
基本はこんなところです
あとは習うより慣れろで、煎れ続ければ
次第に美味しいお茶が煎れられるようになりますよ
いい茶葉ですか…
茶葉の形・長さが揃っているのはいいお茶と言えます
あとは茶葉の香りですかね
茶葉の上で自分に向かって手で扇げば香りがわかるので
それで判断する感じです
新茶だと大体香りが強いので、香り自体は確認しなくて大丈夫です
むしろ香りに味が負ける場合もあるので、試飲するのが一番ですね
472 名前:おさかなくわえた名無しさん 2011/11/15(火) 22:29:59.07 ID:VSuQYJaW
>>470
触って熱くはない程度、という感じなので
熱々のお茶が好きな人が口にしたとき
「これ、少し温くない?」と言われるくらいが
煎茶にはちょうどいい温度です
ちょうどいい温度で入れた煎茶は
少々の渋みと共に甘みも出るので飲み慣れればわかるようになりますよ
また最高級と言われる玉露ですが、
これは煎茶より更に湯温が低い60度でじっくりゆっくり煎れるお茶です
煎茶のように煎れても美味しくないお茶ですが、
それを知らない人も結構多いという…
なので、高級ですが贈答用に選ぶには実はあまり向いていなかったりします
煎茶は渋めが多いと書きましたが
渋みの少ない軽いものもありますし、
特売のお茶でも美味しいときがあります
季節によって入荷するお茶が違うこともありますしね
試飲をやっているお店はまず味を知ってもらって、
気に入ったら買ってねくらいのスタンスなので
「これはどんな味ですか?」と聞くと
飲ませてくれたりしますし、試せるか聞いてみて下さいね
余談ですが、
試飲販売一ヶ月後にはお茶煎れがだいぶ上手になりました
美味しいお茶を飲みたいという気持ちで
ある程度こなせばお茶煎れは上手くなりますよ
これから寒くなる季節、温かいお茶は心をほっとさせてくれます
色々試して、自分にとってベストなお茶をお楽しみ下さい
473 名前:おさかなくわえた名無しさん 2011/11/15(火) 23:22:04.79 ID:URYxuKJR
>>461
ありがとうございました。
高級茶葉はまだ敷居が高いけど、
とりあえず良い急須と湯冷ましを買う決心がつきました!
474 名前:おさかなくわえた名無しさん 2011/11/16(水) 00:01:27.50 ID:6PnsPoxH
すみません、補足します
煎茶を入れるときのお湯は沸騰前のものではなく、
沸騰後のお湯を冷ます形でお願いします
お湯は冷める一方なので、
沸騰したものじゃないと温度調節が難しくなりますから
湯冷ましも、繰り返しているうちに
「これくらいだな」と手がわかるようになります
>>473
本格的に揃えたいなら湯冷ましがあった方がいいですが、
なくても小丼で代用できます
来客時にお客様の前でお茶を煎れるなら
あった方がカッコはつきますがw
それと急須は平たいものより、丸めの方がいいと思います
477 名前:おさかなくわえた名無しさん 2011/11/16(水) 18:42:20.81 ID:TA2pZLO+
・深蒸し茶
高度の低い温暖な地域のお茶に向く製法,
静岡にもあります
・浅蒸し茶
高度の高い,やや低温な地域のお茶に向く製法,
鹿児島にもあります
・極浅蒸し茶
高度の高い低温な地域,
選出されたお茶の製法
>>467
くき茶の良質な物を飲んでみて下さい
カフェインは芽や柔らかい先の方の葉に多く含まれてます
あとはほうじ茶の良質な物,
炒る事でポリフェノールが減ってます
478 名前:おさかなくわえた名無しさん 2011/11/16(水) 20:39:20.75 ID:ii2Q1B2X
>>477
お茶屋さんの普通のひの一日のスケジュールを教えてください
季節によって変わるんだろうか
482 名前:おさかなくわえた名無しさん 2011/11/17(木) 12:55:30.48 ID:9R6LNwZu
>>478
実家に茶の木があるだけで,お茶屋ではないです
九州には蒸し加工無しの窯炒りという製法がありましてね
自分で手揉み窯炒り茶が作れたり,色々と製法を覚えただけです
浅蒸し=普通蒸し,極浅蒸し=浅蒸し,
と呼ぶ地域が多いかも知れません
玉露は一度目は50度,二度目は60度で淹れると違う風味が楽しめます
どんなお茶でも一番目は葉を開かせる為にゆっくり
二度目は開いてる状態だからササッと淹れても風味は出ます