【スレ22】京都の古美術商の元で修業していた人
905 名前:おさかなくわえた名無しさん 2007/04/01(日) 22:41:27 ID:YukLTvRd
以前勤めていた古美術商での丁稚生活。暇な日バージョン。
お店の奥が住居スペースになっている。
お店に一番近い部屋で寝起きしている。
朝は6時くらいに起きる。
身支度を整えて、店の奥さんと一緒に朝食の準備。
自分だけ台所でさっさと食べて、店の掃除を始める。
ガラス棚を拭いたり、掛け軸を掛けなおしたり、花をいけなおしたり。
その後、店にある商談用のスペースのところの釜に火を入れる。
8時くらいに店の主人が起きてくるので、主人の朝食のお世話。
その合間に洗濯物。
主人は朝食が済むと、お店の点検をして、近所に散歩へ。
この辺で大体9時くらいなので、お店を開ける。
主人が散歩に出ている間に、家の方の掃除。
10時くらいに主人が帰ってくるので、朝のおうすを一服点てる。
906 名前:おさかなくわえた名無しさん 2007/04/01(日) 22:42:19 ID:YukLTvRd
主人に特別な用を言われない限りはお店に座ってずっと店番。
11時くらいに近所の市場にお使いに行く。
帰ってきたら、また奥さんと一緒にお昼の準備。
お昼をいただいたら、また、店番。
たいてい、一日置きくらいに来る近所の隠居とかの話し相手をする。
3時になったら主人におうすを点てる。
夕方になると、晩御飯のお手伝いをする。
このあたりで、主人は近所の銭湯に。
6時にお店を閉めたら、晩御飯。
8時くらいにお風呂を沸かして、まず奥さんに入ってもらい、
その後自分が入って、掃除して終了。
10時就寝。
912 名前:おさかなくわえた名無しさん 2007/04/02(月) 10:50:33 ID:9cecSJq3
>>905、906
ガラス棚って単語がなければ
江戸時代の話としても通じそう…。
以前ってことは現在は独立されたのでしょうか?
もし、そうなら独立のために準備していたことってどんなことですか?
913 名前:905 2007/04/02(月) 11:32:27 ID:2N64UVZ2
>>912
ひじょーに封建的な世界でですね、
女の私は競り市に出してもらえませんでした。
3年くらいたったら出してもらえると思うよ、という
前の丁稚さんの言葉を信じてがんばっていたのですが、
10年経っても連れて行ってもらえませんでした。
当時で70を過ぎていた主人夫妻にとっては
「女が表に出るなんてとんでもない」という考えがぬぐいきれなかったようです。
その後、主人が亡くなり、店は閉められました。
最後は主人の介護と奥さんの世話だけしてました。
家政婦みたいでした。
独立したかったですね・・・・。
でも、古美術の世界は母屋の主人の後ろ盾がないと
競り市自体に出入りできません。
主人のもとで修行していたかつての丁稚さんたちは、
私の後見になれるほど業界で力がありませんし、
そういう主人の下で修行しているので
基本的に女が市に参加するのを良しとしてなかったですね。
ま、今更何を言っても夢破れた負け犬の遠吠えですが・・・。
914 名前:おさかなくわえた名無しさん 2007/04/02(月) 12:48:52 ID:zjdxUiIC
日本の話だよね?
なんか遠い世界だなぁ…
915 名前:おさかなくわえた名無しさん 2007/04/02(月) 13:27:39 ID:QuCbeZo6
>913
切ないなぁ…
現在は何をして生活していらっしゃるのですか?
917 名前:905 2007/04/02(月) 14:04:34 ID:2N64UVZ2
>>914
@京都っす
>>915
OLです。
918 名前:おさかなくわえた名無しさん 2007/04/02(月) 14:13:22 ID:QuCbeZo6
>917
当時のその師匠夫妻のことを今はどう思ってますか?
嫌な質問でしたらスルーしてやってください
919 名前:905 2007/04/02(月) 14:25:03 ID:2N64UVZ2
>>918
今でも大好きですよ。
理不尽なところも山ほどありましたがw
それでも私に本当に多くのものを与えてくれました。
私がその店で過ごした10年はかけがえのない時間です。
先日、ワタクシ、ちょっと病気で死にかけたのですが、
その時に「旦那さんと奥さんのところにいくんだなー」とぼんやり思うと
死ぬこと自体が怖くなくなった気がしたくらい好きですね。
幸い、復活しましたがw
920 名前:おさかなくわえた名無しさん 2007/04/02(月) 14:38:41 ID:QuCbeZo6
>919
好きなんだ!!
意外だと思ってしまいましたすみません…
フカーツおめでとうございますw
これからもお身体ご自愛くださいね