【スレ53】知的障害養護学校で働いていた人
449 名前:おさかなくわえた名無しさん 2010/11/16(火) 00:57:23 ID:+iRP5xbi
養護学校や特殊教室の話ならできるが、
そっちは守備範囲外だなあ
450 名前:おさかなくわえた名無しさん 2010/11/16(火) 10:08:06 ID:2H4D1bZ/
>>449
養護学校、特殊教室の先生なの?
先生なら聞きたい。
何で養護学校、特殊教室の先生になったの?
やっぱり大変?
ダウン児の特徴ある顔を気持ち悪がる人が大半だけど、そう思うことは?
印象に残ってる出来事ある?
451 名前:おさかなくわえた名無しさん 2010/11/16(火) 11:10:20 ID:NqSiGSc7
気持ち悪がる人が大半というのは決めつけすぎでは?
454 名前:おさかなくわえた名無しさん 2010/11/16(火) 15:16:28 ID:aSSuiZZL
>>450
大半の擁護学級担当者は
自ら希望した訳ではなく、不採用組や臨時講師組で、
委員会から擁護学級、支援学校、病院学級などでの採用を打診される。
大概は専門外で三年間の条件採用。
四年目には普通学級への転勤を条件として提示されている。
普通学級の生徒はその状況を薄々感じており、擁護学級担任をバカにする。
本人も三年頑張ればと思って嫌々やっているが、何割かは二年目くらいで、
自分のやっていることの重要さややりがいに気づくとともに
子供達に愛情を感じ始めて通信教育を受けたりして
そのまま特殊教育一本で行く教師もいる。
普通学級担当が健常児に嫌気がさして
特別支援学校への転任を希望するケースも近年増えている。
461 名前:おさかなくわえた名無しさん 2010/11/16(火) 18:37:35 ID:aB1z3dKO
>>450
ぶっちゃけ、ダウンの顔貌なんてのはありふれているので
べつに気持ち悪くもなんともない。
彼らはむしろ性格的に温和なことが多いので、愛らしいとさえ思う。
顔貌ということでいうなら、
よのなかには特徴的な顔貌様相を呈する先天障害が他にもあるし、
顔のパーツの機能不全による変形や手術痕
その他、特殊な顔貌はいっぱいあるし、
それぞれいちいち気味悪がるような面倒な感性は持ち合わせがない。
それも含めてその子の特性として捉えるのみ。
むしろ整った顔立ちなのに表情がないとか視線が険しいとか、
不相応に大人びているとか、そういうほうが気味悪い。
最近まで養護学校の教諭だった者としての見解。
だいたい現場の先生はそんな感覚ですよ。
463 名前:おさかなくわえた名無しさん 2010/11/16(火) 18:55:05 ID:GJhegSqd
>>461
もうだいぶ前から特別支援学校と呼ぶんですよ。
元養護学校の先生さん。
464 名前:おさかなくわえた名無しさん 2010/11/16(火) 19:07:41 ID:kZXITPaE
>>454
専門用語間違いすぎで本人ではないとバレバレですよ
任用面に関しては
都道府県や教育事務所単位で全く違ってくるので注意
うちの県では
本採用枠(大学で特別支援教育を専門的に学び、採用試験に合格した者)と
臨時枠(主に採用試験に不合格だった者、いわゆる契約社員で1年契約)が
はじめから分かれてる
その年の学級編制や子供の障害の程度によって、臨時枠の人数が増減する
自分は知的障害養護学校での勤務経験しかないんだけど
普通の小中高等学校とは全く仕事が違うな
良くも悪くも
身辺自立活動や作業学習が中心になるから
黒板や教科書を使う授業がほとんどない
だから養護学校が専門ではない先生ははじめ苦労するし
慣れてしまうと普通の授業をするのが困難になる
(教育技術的にも置いていかれる)
ちなみに知的障害養護学校では
普通の教科書のかわりに絵本などが支給される
子どもによって漢字の本だったり、アンパンマンの音が出る絵本だったり
身辺自立活動というのは
着替えやトイレトレーニング、歯磨きや食事とか
だいたい1~2歳児レベルの生活習慣を身につけさせる活動
うんこしっこよだれが手や服につくのは日常茶飯事
でも自分の受け持ちの子には愛着を持つものなので、結構平気だったりする
独特の容貌がある子に対しても同じ
子育て体験に近い部分も多いので、
独身でも知識や技術が身につくのはまあメリットか
468 名前:おさかなくわえた名無しさん 2010/11/16(火) 22:57:39 ID:fpdAn9as
>>464
保護者の方達はどういう感じですか?
健常者の子の親より関わる機会が多そうですけど。
469 名前:464 2010/11/16(火) 23:25:36 ID:kZXITPaE
>>468
うちの学校では
入所施設から通ってる子と自宅から通ってる子半々だった
前者だと普段の連絡は施設の先生と
保護者の出番は学校行事や、親でしか書けない書類を頼むときぐらい
家庭訪問も自宅でなく施設に行くし、
授業参観も親でなく施設の先生が来ることがほとんど
全員が全員ではないけど
子どもに愛着がない保護者さんもいて切なくなることも
いろいろな事情があって入所しているので仕方ないことだけどね
後者は毎日保護者さんの送迎なのでかなり密に関わることになる
子どもの教育、療育に熱心な人が多く質問攻めになったり
こちらに至らない点があったら厳しく叱られることもあった
意見をぶつけあいながら子どもの成長をともに支援する
パートナー的な感じかな
自宅通学の保護者さんたちは結束がとても強く
教員の評判などの情報交換も頻繁だったので
そういう意味では緊張感を持てる存在でもあった
いわゆるモンペとかはいなかったけど
毎日顔を合わせる分、遠慮なく意見されることは多かったかな
先生たちは校内でスリッパ履きはやめてくださいとか
こういう教材が新発売になったから学校でも取り入れてくださいとか
ちなみに養護学校(特別支援学校)の通知表は
5段階とかの評価ではなく
自立活動、特別活動など項目ごとに文章で記される
こういう支援をすることで~ができるようになりました、みたいな
毎学期子どもひとりにつき1000文字くらい書いてたかな
あとはうちの学校では年に何回か大規模な遊び場を手作りしてた
1ヶ月以上かけて、高さ5メートルのすべり台とかの複合遊具を作るの
足場だけ業者に組んでもらってあとの工事は全部教員がやる
おかげで工具の扱い方に詳しくなったww釘の種類とかw
471 名前:おさかなくわえた名無しさん 2010/11/17(水) 00:20:56 ID:/z1zWIWe
>>469
私が小学生の頃、
そういう学校だったのか入所施設ってのだったのか忘れたけど、
クラスみんなで行って交流会みたいなのがあったんだ。
小さい体育館みたいなとこでボール遊びしたり歌を歌ったり。
その間ずっと1人の男の子が後をついてきて、
下半身を何度も触られたりした。ジャージの中を覗こうとしたり。
そこの先生に訴えたら「遊ぼうと思ってるだけ」って相手にしてくれず。
すごく悲しくて嫌な気持ちになったことがある。
で、質問なんだけど、こういうことってあまりないことなの?
あるとして、先生たちは本当に遊ぼうとしてるだけだと思って
対策はしないの?
469さんを責めたいわけではなく、
こういう話を関係者に聞く機会も勇気もなかったから、
この場で聞いてみたいと思った。
答えたくない質問だったらスルーして下さい。
472 名前:おさかなくわえた名無しさん 2010/11/17(水) 00:35:06 ID:QQe+Enoq
障害児に性的嫌がらせをされることは、世間で多発してますが
害児=保護されるべき対象と見なされているので、
例えレイプされても警察は及び腰で、被害者は泣き寝入りです。
473 名前:おさかなくわえた名無しさん 2010/11/17(水) 00:47:53 ID:OUUAfBeb
モラルとして刷り込まれないから
本能に従うだけなんだろうけどな
474 名前:464 2010/11/17(水) 01:17:26 ID:kh/7CRaC
>>471
過去に嫌な思いをされたとのことで、
同業界にいる者として申し訳なく思う
支援する側としては性教育という観点からもだけど
「人の嫌がることはしてはいけない」というのが大前提で指導してる
自分なら相手に謝った上で厳しく指導するし
その場に合った行動ができないなら別室へ移動させると思う
ただ、その指導というのもなかなか難しい
知的障害の程度によっては
>>473の指摘の通り、本能が勝る部分も大きいからね
施設でも苦慮して、性器いじりが多い子には
きつめのベルトをしたりする場合もあるし
学校でも教員がマンツーマンでついて問題行動を防ぐ、とか
対症療法的な対応しか難しい子もいる
言い方は良くないけど、身体は大きくても
発達年齢的には1歳未満ってのも珍しくないので
ある程度言葉でのコミュニケーションが取れる子の場合は
「どうしてしたのか」「相手はどう思うか」
「人の嫌がることはしない」「なぜそうなのか」
というのを繰り返し根気強く言い聞かせる
そして上手にできた部分は十分ほめて伸ばす
そこは障害児も健常児も同じ部分だと思う
時間は何倍もかかるし、いろいろな手段が必要になることもあるけどね
嫌な思いをする人を出さないためにも
障害児、者を見守る目がもっと増えることを願ってる
養護学校でも教員の数は本当にギリギリで
一クラスに車椅子の子3人+多動の子2人でも
教員は4人しか配置されなかったりする
施設や福祉工場などはもっと少ない人数で見てる
お上にはそういう部分の予算は渋らず出していただきたい、と切に思う
475 名前:おさかなくわえた名無しさん 2010/11/17(水) 01:31:26 ID:QQe+Enoq
472ですが、遠い親戚に身体障害者がいる者です。
従兄弟が、身体障害者の両親から生まれた
健常者の女性と結婚しました。
身体にしろ知能にしろ害者と身内は、思考が異常ですから、
見かけたら接触せずに避難することを強くお勧めします。
その害者両親(その両親の兄弟姉妹も害者)一族の基本思考は
「健常者は、苦労している自分たち害者とその家族に尽くすのが当たり前」
という思考でした。
従兄弟の妻は、親戚の集まりで高価な物をよく盗んでいましたが、
見つかっても盗んだことを悪いとは全く思っておらず
「自分は障害者の両親の元に生まれて苦労したから、これ位よこせ!」
と暴れだし、始末に終えませんでした。
私が以前、電車内で見かけた
知的障害者の児童を引率していた教諭も同じ考えのようで、
周りの乗客に迷惑をかける害者児童を叱る事も指導することもせず放置、
迷惑をかけられた乗客が教諭に抗議をすると
「この子たちは、かわいそうな子たちなのに、あなたは心が狭い!」
と明後日な発言をしていて、呆れました。
害者の親・養護学級の教諭の中にも、
まともな感覚の人もいるのでしょうがレアケースなんじゃないでしょうか。
「自分は弱者だから、手厚く保護しろ!」という立場にいれば、
世の中得することが多いですからね。
乞食と同じで、3日やったらやめられないと思います。
476 名前:おさかなくわえた名無しさん 2010/11/17(水) 06:59:06 ID:XfJqgrl2
大半の親は、わが子が回りに迷惑をかけないように必死で育てている。
どんなに必死になっても障害ゆえにアプローチが難しく
対処できないことも多々あって、
1万回あの手この手で対処しても1万1回目にまた同じことをやらかすので
途方に暮れるなんてこともたくさんある。
なんかあると、それが健常児の家庭でも起こりうることだとしても、
障害児だからと過大に問題視されることもあるし、
一事が万事で、それまでうまくいっていたのに
一瞬で排除されるようなことになる。
だんだん見知らぬ周囲に対しては神経が尖ってくる。
どんなに手厚く保護されようと、
障害者だから健常者より得をすることなんてないですよ。
478 名前:おさかなくわえた名無しさん 2010/11/17(水) 10:16:58 ID:P0Zjevdb
昔住んでた所の近くに大○の園と言う施設があったが
障害児がよく脱走しては性的事件・暴力事件を起こしまくってたわ
しかも被害者はマジで泣き寝入りよ。
必死でまともに育ててる人など極少数だと思うよ
大抵の親は「この子は可哀想な子なのよ!」「純粋な子なのよ」
と天使ちゃん扱いだ
恐らく本当にそう思ってるわけじゃなく、
害児の暴力性が自分に向かないようにしてる
そういう親は「飼い主」と呼ばれとる。
>どんなに手厚く保護されようと、
>障害者だから健常者より得をすることなんてないですよ。
滅茶苦茶あるわ!
つか、おまい様はどこの聖者様ですか。
479 名前:464 2010/11/17(水) 11:19:05 ID:kh/7CRaC
>>478
>「この子は可哀想な子なのよ!」「純粋な子なのよ」
>と天使ちゃん扱いだ
15~20年くらい前は正直そういう親も多かったと思う
でも今(障害者自立支援法以降)は
「障害者は地域で暮らせるように」という名目のもと
施設の利用料が上がったり、簡単に入所できなくなったりして
家庭で過ごす障害者が増えてる
だから、他害や迷惑行為があると
一家まとめてその地域では暮らせなくなる
光とともに…というマンガにもそういう描写があるので参考に
そういう経緯から
学校でも家庭でも「他害をなくす」というのは
最優先事項で取り組んでる
自分の知ってる限りでは
「障害があるから仕方ない」と開き直ってる親はごく少数だよ
他人に迷惑だけはかけないように、と方々に頭を下げて暮らし
なるべく長生きして子どもの面倒を見なくては、と思ってる保護者さんが大半
時には青あざや引っかき傷を作りながらも必死で育てるよ
ただ、それでも問題行動はゼロにならないという現実はある
そういう被害を防ぎ、加害者にさせないためにも
障害児者を見る人を増やして欲しいと書いた次第
480 名前:おさかなくわえた名無しさん 2010/11/17(水) 12:19:48 ID:/z1zWIWe
>>474
471です。
丁寧なレスをありがとう。
私が書いた出来事ももう13~14年前の話だし、
今は先生達の対応も変わってきてるんだね。
なんかモヤモヤしてた気持ちが軽くなった。
474さんみたいな考えの親御さんや先生がもっと増えて、
そんな考えを国がもっと支援してくれたら、
お互いが嫌な気持ちになる機会を減らせるんじゃないかなと思った。
馬鹿なりに。
481 名前:おさかなくわえた名無しさん 2010/11/17(水) 12:25:37 ID:P0Zjevdb
>>479
そうなのか…視野が狭くてスマンかった。
自分が昔勤めてた所の同僚の子供がそういった被害にあって
その事が近所に知れ渡って、結局引っ越していった事があるから
つい憤ってしまった。
しかしその害児の親は謝るどころか
何かの団体と一緒に被害者家族の家に行き
上記のような事を言って騒いだんだと(だから近所に広まった)
これは約8年前の話だが、
大○の園では本当にそういう話か多くて
そういう子の親もモンスターが多かったらしい(うちの嫁・談)
>>479の下三行は是非広めていって欲しいと思うよ。
でも、そういった施設で働いてるとか
福祉とかに関心があってきちんと勉強してる人でなければ
「害児とその親=おっかねえ」としか思えないだろう、
俺みたいに子供を持つ親は。
とりあえず光とともに…を読んでみるよ
貴重な話をありがとうな、俺も勉強するよ。
482 名前:475 2010/11/17(水) 12:28:38 ID:QQe+Enoq
>被害を防ぎ、加害者にさせないためにも
>障害児者を見る人を増やして欲しい
まあ、もっともな意見ではあるけれど、
自分は「障害児者を見る人」には絶対なりたくない。
自分が被害者にならないために、
近寄らない・触らない・近所に住まない。
これは譲れない。
475で書いた車内でのエピだけど、一度だけじゃない。
2年前住んでた電車の沿線に施設があったようで、
結構な頻度で害児の団体を見かけたけど、
まっとうな引率教員は一人もいなかった。
(教員の指導に興味があったので、教員の顔をチェックしてた)
きちんと指導している教諭もいるんだろうけれど、もう期待してないよ。
自分に被害が来ないように、自衛するだけ。
485 名前:464 2010/11/17(水) 13:10:26 ID:kh/7CRaC
ああ、自分の書いた「障害児者を見る人、見る目を増やす」というのは
専門の職員の人数を増やしたり施設を増やしたり
利用料を引き下げたりっていうことを指してる
一般の人にボランティア的に何かしろ、という訳ではないので一応
そりゃ実際問題行動を目にしたり、被害に遭ったら
良くは思えなくて当然避けたいと思う気持ちは十分に理解できるよ
残念だけど、教員や施設職員のレベルがまちまちなのも事実だしね
障害児は増えていて特別支援教育の需要は大きいのに
人材の育成が追いついていないというのも要因だと思う
486 名前:おさかなくわえた名無しさん 2010/11/17(水) 13:10:29 ID:XfJqgrl2
>>481
そういう施設には、いろんな意味で
「家庭で養育することが困難」なお子さんが入っている可能性が高く、
そのなかには、障害の重さによるもの、
家庭の問題(家族と死別とか経済的困難とか)、いろんな事情がある。
事情により家で見ることができなくて泣く泣く手放す場合があるいっぽうで、
いわゆる虐待に近い境遇の結果措置として入所する場合もあり、
その場合、養護施設に入所する被虐待児と同じような心の傷を負って、
障害の上にさらに問題を抱えているケースも多いです。
そういうのは、子どもももちろん問題行動を起こすけど、
そもそも親にも問題があるので、
何かことが起こる→親を呼ぶ→親がもっと問題なことをやる→泥沼化
みたいなことに往々としてなります。
障害児の親も健常児の親も、立派な人は立派だけどダメな奴はダメなわけで、
そこに違いはないので。
ただ、障害児の親は、育児の困難さゆえに、
ひとつ間違えるとものすごく捻じ曲がっちゃう傾向はあると思います。
なかには宗教に走ったり、政治的に過激な集団に取り込まれたり、
取り込まれないまでも、被害者意識を植えつけて
そのエネルギーを何かに利用しようとする有象無象の影響を受けたり。
そういう人たちは声が大きいので、あちこちで大声で騒ぎ、
結果、黙ってがんばって育てている人たちが
白い目で見られてしんどい思いをするという悪循環がおこるわけで。
自分は障害児の親で、福祉関係の仕事についてもいます。
いろんな障害を抱える人とその家族の生活を垣間見ることが多いです。
少しでも生活しやすくなれば、と活動するいっぽうで、
たまに2ちゃんも含むあちこちで「世間の冷たい風」を仕入れて
温度調節しています。
今、世の中の流れはインクルーシブですが、
家族の正直な気持ちとしては、
どこかに障害児とその家族のコロニーでも作って
ずっとそこから出ないで暮らしたいくらいです。
でも、それでは子どもは幸せと言えるのだろうか?
この世に生をうけた以上、社会のなかで生きていくのが
人間らしく生きていくことではないのか?
その思いとの間で常に揺れ動きながら毎日を過ごしています。
494 名前:おさかなくわえた名無しさん 2010/11/17(水) 23:39:08 ID:y6Dw6Ob/
養護学校(特別支援学校)の人に聞きたいんだけど、
TVなどで出てくる障害者がらみの美談についてどう思います?
地域で学ばせるといった理念のもと、
無理矢理に障害児を普通学級に通わせることを
素晴らしいことのように語りがちです。
自分の仕事を否定されてるようなものだし、
障害児が適切な教育をうけられずドロップアウトしていったり
他害行動を取るようになって周囲の人や本人も
不幸になる展開も少なくないと思うんですが、
ああいう番組は問題だとは感じないんでしょうか。
あと、光とともに…を薦めるのもどうかと。
一巻での「たまには静かな夜をくれよ!」
って父親が怒鳴る場面でかなり反発感じました。
実の父親にまでここまで言われるほどの自閉症児の雄叫びを、
どうして近隣住民が堪えなくてはならないのか。
病院の場面でも、
迷惑だとはとてもじゃないが言えない空気に誘導してたし。
あの場面ではテレビで見たことあるなんて言って
周囲の人が受け入れ表明してたけど、
TVだったらボリューム下げるなりチャンネル変えるなり
スイッチ切るなりできる。
でも現実世界で雄叫びに晒されてる人はそうもいかないわけで。
自閉症児に絵を滅茶苦茶にされた子も許すように迫られるし。
子供の頃に近所の知恵遅れの子との友達づきあいを強要されて、
大事な時間やモノを壊されまくった挙句に
泣き寝入りを迫られた経験のある俺には、
あの作品はとても不愉快で1巻で読むの断念しました。
あんな展開にする作者も、監修に関わった専門家とされる人も、
肯定的に捉える障害児の親御さんも、そして薦めたあなたも、
障害者と接して辛い思いをした人の事を真剣に考えてくれるのかな…?
って、疑問に思ってしまいます。
俺のような思いをする人が益々増えるんじゃないだろうか。
500 名前:464 2010/11/18(木) 23:13:55 ID:4o/dR6Uy
>>494
テレビ番組にしろ、マンガにしろ全てを鵜呑みにするのではなく
得た情報から自分に必要な情報を取捨選択ことが必要だと思う
2chの利用法と同じ
光とともに…を挙げたのは
>>478のレスに対応する場面があったというのが理由で
全てがすばらしいからという訳ではないので
>障害児が適切な教育をうけられずドロップアウトしていったり
>他害行動を取るようになって周囲の人や本人も
>不幸になる展開も少なくないと思うんですが
養護学校に行くと専門教育が受けられる反面
進路が限られるというデメリットがあるということ
就学先の最終決定権が事実上親にあるということ
いずれも法律や教育行政上の問題が大きく
少なくとも現場レベルではどうしようもないのが事実
501 名前:464 2010/11/18(木) 23:14:10 ID:4o/dR6Uy
最後に小ネタ的なものを
・養護学校では年に数回行方不明者捜索訓練がある
捜索本部が置かれ捜索班、居残り班など全部組織化されていて、
有事の際はその通りに行動する
捜索用の自転車も完備されている
捜索中は10分に一度本部から携帯にメールが入り、状況が知らされる
訓練では一人の教員が行方不明者役をやり、
実際に誰にも行き先を告げず行方をくらます
2時間かけて隣市のショッピングセンターで発見されたこともあり、
さながら壮大なかくれんぼ状態ww
・作業学習への県からの補助金は前の年の売り上げで決まるので
製品は必死で売り込む
新製品の開発も必死でやる
・ストレッチマン(教育テレビの番組)に出てくる怪人のように
教員がキャラクターになりきって演じる場面が
ちょいちょいあるので度胸が必要
かぶりものはまだいいが、顔が出てるキャラだとプレッシャー倍増
着替えの場面は絶対に見られてはいけない
こんなところでしょうか
503 名前:おさかなくわえた名無しさん 2010/11/18(木) 23:59:23 ID:CmJn/F7q
>>501
最後と言ってるとこに申し訳ないのですが
もし見てたら教えてください
通っていた学校に、重い病気で養護学級にいた同級生がいて、
その子には車いすを押したりそれを階段で運んだり、
それからその子専用の医療器具をあれこれしたりするような、
半ばその子専任のような養護学級の先生がいました。
その子の卒業、進学(地元の公立から地元の公立)に合わせて、
その先生も同じ学校に転任してしまったのですが、
養護学校とか養護学級だと、世話してる生徒の都合に合わせて転任
というのはよくある話なのですか?
素朴な疑問です。
504 名前:464 2010/11/19(金) 00:16:07 ID:vRCFxt7r
>>503
多分その人は先生じゃなくて「介助員」なんじゃないかな
だとすればその子の介助のために雇用されてるので
そういう異動の仕方もあり得る
介助の先生はあくまで介助が仕事なんだけど
実際は他の教員とほぼ同じ仕事をお願いすることも多く心苦しいところ
だから生徒から見ると先生に見えても不思議はない
あとは>>464にある臨時枠の教員ってこともあり得る
その教員の雇用を確保するということと
子どもを良く知ってる教員の方が安心、
という相互の利益があることなので
子どもと一緒に転校wしてくる先生もたまにいる
505 名前:おさかなくわえた名無しさん 2010/11/19(金) 00:41:49 ID:rMmIRRoi
>>504
なるほど。
生徒はみんな○○先生と呼んでたけど、
そういう職種の方もいるのですね。
子どもと一緒に転校wが珍しくはない話なんだとすると、
高校卒業とかでお別れするときは寂しそうだ。
どうもありがとうございました。
532 名前:おさかなくわえた名無しさん 2010/11/20(土) 09:05:20 ID:dqz+KcY9
発達障害児の療育の先生で
すごいプロの技を間近で見たことあるので
参考のために書いとく。
たぶん自閉のカナータイプの子だったと思うのだけど、
とにかく多動がすごい子がいた。
ボランティアや普通の小学校教員が学校行事で
みんなと一緒に行動させようとしたんだけど、
暴れたり走り回ったり物を落としたりするんだわ。
身体を抱きしめて制御しようとすると、
低学年とは思えない大型犬ぐらいの力で逃げ出す。
こっちが力を加えれば加えるほどパワーを増大させて抵抗する。
したら、遠くから見てたその子と初対面の養護の先生が、
抑えるわしらに「手を離して」と言ってきた。
そしてその子のフルネームを尋ね、
「○山○雄さん、そこに座ってください」と静かな口調で命令した。
そしたら、さっきまで猛獣のように暴れてた子がおとなしくなっちゃった。
そんで「そこに落ちている物を拾ってください」って言って、
その子がちらかした物も本人に片付けさせた。
いやはや、ベテランというのはすごいよ。
ああいう人が各小学校に一人ずつ配属されてれば、
世の中よくなるのに、と思った。
「フルネームを言う」
「具体的に命令をする」
「感情を出さずに明瞭な発音で接する」
というのがポイントみたい。
単純に「止めなさい」ではわからないようだ。