【スレ58】親戚が質店を経営していた人
167 名前:おさかなくわえた名無しさん 2012/02/07(火) 01:30:57.09 ID:237/yV9R
親戚が質屋をやっていました。
昔ながらの質屋で、
入口と出口とあって客同士が顔をあわせない作り。
中は高めのカウンターとガラスがあって、
店員と客の距離がとれるようになってる。
(銀行のカウンターみたいなかんじ)
カウンターの内側にはズラッと指名手配犯の写真が貼ってあります。
カウンター裏と足元に近くの警察直結のボタンもある。
裏手にはお蔵があって、質草が何段のも棚にたくさん積んであった。
ひとつひとつビニールにくるまれ、タグに日時とか書いてあるんだけど
日付の新しいものや
「絶対受け取りにくるから、流さないで」って言われたのは手前
長くなったものは奥に移動して、半年~1年をめどに古物市に放出。
換金価値の高そうなのはそのまま質流れになるケースが多いが
テレビとかミシンとかは必死に金持って受け取りにきたりするから長めに。
ごくごく内輪に質流れ前の質草を放出するイベントってのがあって
貧乏学生時代、ずいぶんお世話になりましたw
168 名前:おさかなくわえた名無しさん 2012/02/07(火) 01:31:24.28 ID:237/yV9R
ちなみに質屋はむかしは「7日」が定休日だった。
昔から奉公制度をとっていて、
質屋の息子でも別の店で修行するのが決まりだった。
これは鑑識眼を養うとともに顔を拡げるというのもある。
やはりアウトローな世界が近くにあるので
互助会/自警団的つながりもあるのだとか。
警察ともかなり情報交換をしていて盗品情報も早い。
質屋が扱う古物と骨董とは微妙にテリトリーが違うけれど
骨董系の店の息子も別の地方の骨董店に修行に行かされていた。
最低でも10年くらい、その間は結婚とかもできない(昔の話です)
目を養うというか、早い話がお宝発掘の実績をあげるようになれたら1本立。
ネットオークションができて
古物商の世界もだいぶ変わったのでどれも昔の話。
それでも「サラ金に行く前に質屋を思いだそう」ってよく言われてた。
170 名前:おさかなくわえた名無しさん 2012/02/07(火) 07:20:48.37 ID:KDFI22jn
今は庶民がお金借りる場所と言えばサラ金ですよね。
質屋=リサイクル屋のイメージは強い。
でも質屋さんの方が鑑識眼があるから
イイモン持って行くと結構がんばってくれるし、
返せない時も物を流せばいいだけだから、
ホントウ、良心的なシステムなんだよね。