【スレ59】家族が災害派遣されたことがある自衛隊員の人
700 名前:おさかなくわえた名無しさん 2012/10/24(水) 11:15:59.24 ID:HtHmK3gU
オレは地震や台風などの大規模災害に
派遣された部隊のことを聞いてみたい
会社の研修で自衛隊に1週間お遊び入隊したけど
そのときの教官が御巣鷹山の墜落現場に最初に入った部隊員だったそうで、
地獄とはまさにあのことだったと話していたんだ、
詳しくは聞けなかったけど大規模災害現場での活動って
どれくらいきついんだろうか?
701 名前:おさかなくわえた名無しさん 2012/10/24(水) 12:39:06.46 ID:RWXlheGx
>>700
自分は自衛隊でも救助隊でもなくて行ってないけど、
聞いた話でも良ければ…。
自衛隊と、救急隊が知り合いにいます。
双方から聞いた話をまとめると
自衛隊は、とても組織立った活動ができていて、
派遣先でまず野営地を設置し、食料や物資も豊富で安定した活動ができる。
ただ、他の組織(自衛隊・航空自衛隊・警察・消防・病院・etc)のつながりが悪く、
対応が後手後手に回ることも。
受け入れる余裕が無いのにアポなしで
患者をヘリで連れて来たりということもあったそうな。
でも、あの状態だと情報の伝達なんてうまくいかないから
仕方がないだろうね…。
組織立った活動や力仕事、危険な作業は自衛隊がピカイチ。
なんせお風呂まで作ってたもんねえ。
しかし、死体の扱いに慣れていないため
精神的に参ってしまう者多数、特に若手。
知り合いの自衛官はベテランだけど、
帰還後しばらくは生魚と生肉のブロックを触ることができなかったって。
その点、救急隊は様々な死体はある程度見慣れているし、
不謹慎だけど「物」として見たりと割り切っている部分もあるから、
脱落するほどの精神的ダメージは少ない。
それでも戻ってきた救急隊は軽いPTSDにかかってたよ。
自衛隊は、山で本気のサバイバルもするくらいだし
体力的に余裕はあるんだろうけど、
今回のように死体だらけの現場だと精神的にかなりきついだろうね。
普段そういうものは見ないから。
702 名前:おさかなくわえた名無しさん 2012/10/24(水) 13:00:34.21 ID:/9nVgBAK
俺も知人に警官や自衛官がいるだけなのと、
勤務先の所属する団体が派遣した救援活動で1か月後に現地入りして
現場の自衛官と会話しただけだけど、いろいろ聞いたなあ。
交代の部隊が次々に送り込まれたので、
最初の1週間はきつかったが、
その後は隊員の疲労という点では問題は無いと。
鍛えてるからだろうねえ。
知り合いの元自衛官が、
今の自衛隊の部隊は装備が充実していて良いなあと言っていたよ。
俺たちの頃はろくな装備がなく災害出動してたって。
>その点、救急隊は様々な死体はある程度見慣れているし、
御巣鷹山でも警官の検死官は見慣れているけど、
医師は大変だったそうだよ
各地の医師会から検死に医師が派遣されても、
死体を見る前の段階でブルブル震えたり、
やりたくないと訴える医師がけっこういたそうだ。
当時の検死官の手記を読むと、
日赤が派遣した看護師は度胸がすわっていて
彼女たちは顔が半分無いような遺体でもきれい拭いて、
欠損したところは布などで補って
できるだけ生前の姿に近い状態にしてあげていたとか。
日赤は世界中の災害地に派遣してるから経験値も違うんだろうね。
707 名前:おさかなくわえた名無しさん 2012/10/24(水) 19:39:20.77 ID:K7hF10ed
自衛官の妻で。父も自衛官でした。
父が御巣鷹山に派遣されたけど
取材ヘリがバンバンとんでいるので
木に引っかかった肉片も丁寧に登っておろした
(見てなかったら棒にひっかけて落としたかったって言ってた)
>>702
装備なんかマシにはなったけど充実はしてないよ
普段の演習でもラクできる、便利な用品は
支給品ではないので自前でそろえるし。
今回の震災でも被災者さがすボートやウェーダー、手袋は
派遣前に地元のホムセンで自腹切って買ったものだよ
お菓子も買っていって被災者の子どもに配った。
716 名前:おさかなくわえた名無しさん 2012/10/25(木) 07:29:13.52 ID:B7tsXyP1
>>702
多分同じ手記読んだことあるけど、
怯えてたのは歯型照合に呼ばれた歯科医達
死体に外科医は必要ないからね
普段内臓やら死体やら見ることのない職種なんで
医者とはいえ酷だと思う