【スレ11】死化粧をする仕事をしていた人
97 名前:2015/01/02 2005/09/26(月) 23:23:03 ID:Gnt4rGHC
死に化粧する仕事やってました。
私が勤めていたのは葬儀会社の子会社でした。
大抵葬儀は夕方~夜に行われるので、
その前日もしくはその日の昼間とかに
お客の自宅か葬儀会場(まれに病院)でやってました。
だいたい一日に2~3件、多いときで4件くらいかな。
作業時間は1件につきおよそ2~3時間で、
遺体の状況などによってそこらへんは変わります。
仕事依頼は親会社が葬儀のオプションとしておすすめしていて
お願いされた場合に日時設定→うちの会社に依頼、という流れでした。
他にも契約している病院やら親会社以外で
こういったサービス部門を持ってない葬儀社からの依頼もありますが。
湯灌(ゆかん)と言われるものなんですが、
車に可動式のバスタブとシャワーのようなものがついていて
それを現地に運び込み、ご家族の前でご遺体の全身を洗う→
死装束を着せる→化粧を施す→棺桶に入れる、という感じでした。
可動式のやつが持ち込めない(路地の狭い所とか)場合は
そのお宅で人肌程度のお湯を洗面器に用意してもらって
そこに洗浄剤を入れタオルで体を拭く、という感じになりますね。
もちろんご遺体にはバスタオルをかけてご家族の方の目には
体をお見せしないようにしてました。
人間って死んでもしばらくは毛も伸びるので、
ちゃんとヒゲ剃りあてたりもしてました(使い捨てカミソリを使用)
意外と死ぬとそのまんま、血も出ない、と思ってる方がいて、
ヒゲが伸びてたり出血したりするとびっくりするご家族の方もいましたね。
98 名前:2015/02/02 2005/09/26(月) 23:26:14 ID:Gnt4rGHC
たまに自然死ではない方(自殺やら事故やら)もいましたが
できるだけ生前と同じように、ということで色々やったこともあります。
遺体を洗浄中にときどき(例えば術後の傷やらいわゆる色々な穴から…)
出血する場合がありますが、そんな時は他の方に見えないように
瞬間接着剤とかガーゼを当ててガムテープ使うとかで出血を止めたりもしてました。
化粧に関しては普通の人が使うのと同じで某メーカーのファンデとか使ってました
(もちろん会社の備品として用意されているもの、です)。
顔色悪い人だったり傷跡がある場合はドーラン使ったりとか。
病死の場合は大抵痩せこけてしまっていたりするので、口に綿詰めたり
目が落ち窪んでいる場合はまぶた下に綿詰めたりして
なるべくふっくらと見せるようにしてました。
時々目が閉じ切っていない場合もあって、
そういう時はやはり瞬間接着剤を使ってなるべく閉じるようにしてました。
ご家族の希望によって死装束に愛用されていた服や着物、
化粧品も愛用されていたものを使ってください、
と言われる場合も結構多かったですね。
ちなみに勤めていた会社ではしばらく見習い期間があって、
ある程度ベテランの方と一緒に回らされて、
仕事のない時は会社で髭剃りやら洗浄の手順やら練習させられたりしてました。
101 名前:おさかなくわえた名無しさん 2005/09/27(火) 00:10:37 ID:WkKdemup
>97
その仕事は資格いらないんですか?
死体損壊罪というのがあるのでちょと疑問
105 名前:おさかなくわえた名無しさん 2005/09/27(火) 00:49:21 ID:4/429N9t
>>97-98です。
そんなところにツッコミが入るのにビックリしてたりw
遺体は当然死亡診断済みであり、
もちろん検死が必要な遺体の場合でも検死も済んでいます。
(そもそも普通は死亡診断もしくは検死後に葬儀の依頼をされますし…)
ご家族の中には検死であちこち傷つけられてかわいそう、
少しでも綺麗にしてあげたい、という方もかなりいらっしゃいましたしね。
今はもうやめてしまっているのでどうかはわかりませんが、
少なくとも私が勤めていた頃(数年前)は
特別な資格は必要ありませんでしたよ。