【スレ36】臨床心理士のカウンセリングを受けていた人
81 名前:おさかなくわえた名無しさん 2008/08/20(水) 23:43:47 ID:/VrBh5F/
上の方で心理学の話が出ていたけど……。
職業にするにはめちゃくちゃ大変だ、と思った。
自分は1年ほどカウンセラー(臨床心理士)にかかっていたけど、
自分のような病んだ人間を立ちなおせるのってすごい忍耐と技術だな、と。
一歩間違えば、患者諸共、奈落の底って感じで。精神病になりそう。
自分はお陰さまで立ち直ることが出来たけど。
それまでは「心理学って、カウンセラーって面白そう」と安易に考えていたけれど、
自分が病気になってカウンセラーにかかって初めて「無理!絶対!」と思った。
安易な世界じゃないって。
性格判断とか相性診断とか、心理ゲームなんかとは全く違う。
特殊な医療行為だって。
ちなみに、自分の場合
「家に自分が殺した男の人が死んでいる」とか、
「自分は男から生まれた」とか、
「砂漠をさ迷って出られない」とかの話を
大まじめにした訳ですよ。
で、ちゃんと大真面目に返してくれる。
今思い返すと恥ずかしくて友達にも言えない。
でも、自分はそれで立ち直ったから、
あれもちゃんとした医療行為?なんだなと認める。
86 名前:おさかなくわえた名無しさん 2008/08/21(木) 02:21:36 ID:ook8GNXv
81の人は、
男から生まれたり、殺人を犯していたり、砂漠をさまよっていたり、
それはどういう自分史になっていたの?
それとも、それらが全部つながったストーリーになっているのではなくて、
脈絡なく自己イメージが次々とわきあがってくるの?
96 名前:81 2008/08/21(木) 13:30:40 ID:+oDTYrBr
>>86
砂漠をさ迷っていた
→自分で自分を罰していた(罪の意識が強い)
家に自分が殺した男が死んでいる、誰かにばれたらと気が気じゃない
→人には誰も男性性と女性性があるけど、
その中の男性性を強烈に押し殺していた。
(自尊心が死んでいる、殺している。
人にNOと言えない。自分で決断できない)
男から生まれた
→母ではなく父から生まれた(母親が怖い。母は私を殺す存在)
というニュアンスかな。
男から生まれた、というのは、
自分はキリスト教系の学校だったので、
親はつきつめると実は父(なる神)なんだ、
という意識(知識)に繋がったようです。
ちなみにクリスチャンではありません。
それ以外に世界観を知らないからです。
イメージは
最初断片的(といっても数年来持っていたもの)でしたが、
断片的イメージについて、じっくりと考えていくようカウンセラーに言われ、
やっているうちに、渦を巻くようにしてだんだんと集積されて
やがてひとつの結論・決断に達した、という感じです。
自分というストーリーにはなっていると思います。
97 名前:81 2008/08/21(木) 13:32:00 ID:+oDTYrBr
自分は、無関心かつ凶暴な親の元、
死なされている感が強く、殺される恐怖に苦しみ、悪夢にうなされ、
睡眠薬なしでは寝られない不眠だったのですが、
イメージを解いていったところで、なぜか良くなり、
今では子供のように安らかに眠ることができ、驚いています。
自分のカウンセラーは経験豊富な方で、相性も良かったけど、
これ、下手な人に当たっていたら
病気がさらに悪化していた、とぞっとします。
とはいえ、カウンセラーって、
患者のほうで選べるほど多くはいないと思うから、
運が良かったんだと思う。
カウンセリングを受けているときは、
本当にしんどかった。毎回ぐったりした。
でも、ここでやめたら助からないと思って、辛抱して続けた。
安易に受けると余計混乱する危険もあるから、
皆受けるといいよ~とは思わないけど、
自分は睡眠薬とも手が切れて、
子供のような眠りを取り戻せたので満足している。
ちなみに、治ったと思った最後のイメージは
「水中に沈んでいく金貨をつかんだ」です。