【スレ38】八重山に住んでいた人
314 名前:おさかなくわえた名無しさん 2008/12/03(水) 20:48:28 ID:RUTLDmHM
離島や山奥などで、
ずーっと一人暮らししている人はいないかな?
あ、あと離島暮らしの人の話も聞きたいです。
小笠原諸島や八重山諸島って、
つい最近までNHKしか受信できなかったと聞いて驚いた覚えが。
384 名前:312 2008/12/05(金) 03:47:09 ID:60sVDKbz
>>314さん
八重山にしばらく住んでました。
民放が入るようになったのはここ10年くらいの話らしく、
その影響で言葉が変わったと地元の方から聞きました。
本人ではありませんが、
一人暮らしどころか家をもたない人が何人かいるようでしたよ。
そのうちの一人を見かけた時に、私と一緒にいた地元の方が、
「あの人はもう何年も洞窟に住んでて、魚を採って売って暮らしてる。
同じような人が何人かいるよ」
と説明してくれました。
385 名前:おさかなくわえた名無しさん 2008/12/05(金) 05:37:45 ID:5O7o6nZg
>>384
>家をもたない人が何人かいる
ええ!そんなサンカみたいな人がまだ居たの?
でもその住居の洞窟のある地所は、その居住者の不動産なのかな。
394 名前:384 2008/12/05(金) 16:54:49 ID:60sVDKbz
>>385
洞窟は自分の持ち物ではないと思いますw
ある程度の期間住んでいれば
島中知り合いだらけになりますから安心してるのかも。
観光客の多い竹富島ですら
警察官はたま~によその島から来るくらいなので、
本土からは考えられないくらい
八重山は色んなことがゆるく、その分結束は強いですね。
八重山では地元の人間を「島んちゅ」
(「島んちゅの宝」を歌っているBIGINは八重山出身)と呼び、
沖縄本島では地元の人間を「うちな~んちゅ」と呼びます。
ちなみに民放は映るといっても
TBSと琉球放送(?正式名称不明、地方放送局)くらいです。
NHKとあわせて4チャンネルです。
417 名前:おさかなくわえた名無しさん 2008/12/06(土) 13:43:11 ID:7Qf9jBxA
>>384
八重山に住む、家を持たない人たちの話です。
私が知っている範囲でしかかけないので、
すべてがこうであるという訳ではないのですが…
彼らは、海岸近くに住んでいて、海で貝や魚を捕ったりしています。
また、サトウキビ刈りの仕事をしているので、現金収入もあります。
何人かでチームを組んで、山に入りイノシシを獲ったりすることもあるそうです。
都会のホームレスのように、お金がないからというわけではなく、
自由な生活を選択した結果、このような生活をしているそうです。
資産家の長男に生まれ、遺産を相続したものの、
しがらみのある生活がいやになり、八重山で生活しているという人がいました。
この人は、「月に10万円自分のところに送ってくれればそれでOK」と言って、
遺産をすべて弟さんに譲ったそうです。
彼らの中には、夏の間北海道に移動する人がいます。
そのような人は「ワタリ」と呼ばれています。
北海道では、無料のキャンプ場やライダーハウス
(オートバイで旅をする人たちのためにある、
無料~1000円ぐらいで宿泊できる施設)に住み、
昆布取り、牧場、鮭の加工場(通称シャケバイ)で
バイトをして収入を得ています。
かなりの期間同じところに住むので、
キャンプ場のテントにも郵便物が届きます。
キャンプ場やライダーハウスは
もともと旅をする人のために作られたものなので、
そこに定住することが問題視されています。
このため、無料キャンプ場が閉鎖されたり、
ライダーハウスへの連泊が禁止されたりという動きがありました。
彼らに出会ったときは、スレタイの通り、
まさに「僕らの知らない生活をする人たち」を見た気がしました。
419 名前:おさかなくわえた名無しさん 2008/12/06(土) 15:16:27 ID:VhBgFUgz
>>417
興味深いお話、ありがとうございます!
自由でうらやましいけど、
将来への不安とかに耐えうるだけの
強い精神力が必要なんだろうなぁ。
420 名前:おさかなくわえた名無しさん 2008/12/06(土) 15:16:50 ID:vhS3ZEYl
>417
そこの人たちは年金や保険や税金は払っているのでしょうか?
422 名前:おさかなくわえた名無しさん 2008/12/06(土) 15:28:24 ID:QP0mgGIP
シャケバイ、という言葉が何のことなのかやっとわかりました!
>>417さんありがとう。
ほんとに「知らない生活」をしてる人っているんだね…
珍しい職業、とかいうことじゃなく。
423 名前:417 2008/12/06(土) 15:51:18 ID:z2tpfR7b
>>419
私だったら、将来への不安に耐えられないだろうなぁって思いました。
あんまりそのあたりのつっこんだ話はしませんでしたけど。
八重山で出会ったワタリの人の仲間で、
”長老”と呼ばれていた年配の方は、
山に出かけていった後戻ってこなかったそうです。
「長老は山で死んだよ」とそのワタリの人は言っていました。
こんな人生の終わり方もあるんだ…と衝撃を受けたことを思い出しました。
>>420
どうなんでしょう。
かなりグレーな状態なのではないでしょうか。
>>422
すいません。説明不足でした。
”シャケのバイト”の略です。
コンブとかシャケバイは、
バイクで北海道を長期間(数ヶ月)旅をする人の
定番のバイトでもあります
(長期になると資金を稼ぎながら旅をする人も多い)。
書きながら思い出しました。
八重山のある島の話です。
その島には大きな川があり、
島を海岸沿いに一周しようとその川をどうしても渡らないといけません。
しかし、その川は人の住まないジャングルの中にあり、
橋もないため通常の手段では渡ることができません。
ではどうするか?
その川のそばには世捨て人のように
ジャングルの中で一人きりですんでいるおじいさんがいます。
その人が持つ小舟で渡してもらうのです。
そのおじいさんはお酒が好きなので、
島を一周するときには一升瓶を持って行き、
川を渡してもらうお礼としていました。
かなり昔の話なので、今はどうなっているかはわかりません。
430 名前:おさかなくわえた名無しさん 2008/12/06(土) 22:53:18 ID:BYLvUzDm
>>417
八重山の民宿で、一週間サトウキビ刈り体験したことあるけど、
あれヤバいね。
相当っていうか、とことん体力が無いとやっていけないわ。
そこでバイトしてる人に聞いたら、
日給(約8時間)で5000円だとか。
下手すりゃハブと遭遇する可能性がある恐れも・・・
でも、バイトの人たちは晴れ渡った顔をしてた。
好きなんだろうなぁ。
ちょうどあとひと月もすれば、またキビ刈りの季節が来る。
黒糖を見るたびに、なんとなく懐かしい気分になるよ。