【スレ50】校正者・映像編集アシスタント
461 名前:おさかなくわえた名無しさん 2010/04/30(金) 08:54:11 ID:9mykWiMR
校正者の暮らしって編集者よりハードなのだろうか。
校正者の一日を知りたい。
あとやりがいとか。
474 名前:おさかなくわえた名無しさん 2010/04/30(金) 23:11:05 ID:g8okhlzj
>461
自分もそれ聞きたい。
久世番子さんのエッセイコミックでは、
ミステリ小説のトリックの矛盾点を指摘した、という記述があったので、
些細なことも見逃さない、ものすごいツッコミ(指摘)をしてくれる人、
という印象がある。
475 名前:おさかなくわえた名無しさん 2010/05/01(土) 02:45:44 ID:8j2dgIJh
校正は数年専業でやっていたけれども、
小説のトリックの矛盾点なんて気づかないんじゃないかな。
内容なんて頭に入らないよ。
文章的な矛盾は気がつくけれども。
あくまで国語的におかしい、程度。
それも「意図があってそうしているのかもしれない」
という前提があるから指摘もしないし、すぐ忘れる。
AVとかの編集してる人がいちいちハァハァしないようなもので、
「文字」(というか版面)しか見てない。
印刷が上がってからその本をあらためて読んで、
ああ、こういう内容だったんだ、面白いなぁとかw
買わないで校正のときに読んどけばいいのにwみたいな。
他の校正者さんで、納品のときに顔あわせたときに
「これ面白かった」とか言う人もいるにはいたから、
まぁそのあたりは人によっていろいろなのかもしれないけど、
単価そんなに高くなくて数こなさないと商売にならないから、
いちいち読まないんじゃないかなふつうは。
もう辞めちゃったけど、
今でも本や雑誌読んでて赤ペンが欲しくなることがあるよw
誤字脱字などは、別に意識してなくても
ページから浮き上がるように目に飛び込んでくる。
TVのテロップがいちばんいらつく。間違い多すぎ。
476 名前:おさかなくわえた名無しさん 2010/05/01(土) 04:13:52 ID:KvSUac9l
>>475
なるほど
実際はそおゆう感じなんですね
ありがとおございました
477 名前:おさかなくわえた名無しさん 2010/05/01(土) 08:52:49 ID:Xet7BruC
>>476
校正して欲しいんだねw
478 名前:おさかなくわえた名無しさん 2010/05/01(土) 08:58:39 ID:EOV3Fyel
これにしたって、幼児言葉の表現なのかもしれないし
いやみっぽいちょっとねちっこい表現なのかもしれないし
ただのタイプミスかもしれないし
難しいよね
479 名前:おさかなくわえた名無しさん 2010/05/01(土) 09:55:26 ID:iVO/5IyS
>>476
元編集だけど、
文字の正誤だけレベルの人、
疑問に思う箇所を指摘する人から
内容矛盾や文書全体まで細かくチェックを入れる校正者までいろいろだよ。
専門書だとそのジャンルと用語に通じた校正者を雇うしね。
発注する側もどこまでチェックしてもらうのか
のガイドラインを出すことも多いし、
データの裏取りを怠る書き手や、杜撰な作家の原稿だと
最初から直さないと出版できないくらい
真っ赤に指摘が入ってしまうことも実際にあるよ。
480 名前:おさかなくわえた名無しさん 2010/05/01(土) 10:49:42 ID:MWhwPjDX
親戚のおっさんが自伝を大手出版系列で自費出版した時
この年にはこの出来事は起こっていない、○○年の間違いでは
っていうような校正入りまくりでビビッったって言ってた
481 名前:おさかなくわえた名無しさん 2010/05/01(土) 11:57:34 ID:i0bBWOuS
校閲になるとそのレベルまでやるよ
483 名前:おさかなくわえた名無しさん 2010/05/01(土) 12:19:24 ID:q5caqHQX
>>475
>誤字脱字などは、別に意識してなくても
>ページから浮き上がるように目に飛び込んでくる。
>TVのテロップがいちばんいらつく。間違い多すぎ。
現職ですがこれすごくよくわかるw
テロップは変換間違いもさることながら
カタカナの「ニ」と漢字の「二」が
平気で混同されてるのが多すぎて気持ち悪い(‘A`)
486 名前:おさかなくわえた名無しさん 2010/05/01(土) 12:51:33 ID:LituDVwt
>>476
こんな感じのテロップがありすぎて困る
487 名前:おさかなくわえた名無しさん 2010/05/01(土) 13:50:01 ID:nL7xMYNI
校正の現役プロにお伺いします
今まで最も笑えた間違いは何ですか
488 名前:おさかなくわえた名無しさん 2010/05/01(土) 16:54:32 ID:W5DlEPdG
ある作家が校正の人に
「主人公は、こうは思っていないのでは?」と言われたが、
校正の人は字や言葉や、あきらかな間違いだけを
指摘すべきだ!と怒っていたけど
人によっては内容も直す人がいるのかな?
489 名前:おさかなくわえた名無しさん 2010/05/01(土) 18:21:03 ID:q5caqHQX
>>487
すごく地味ですが忘れられなかったのは、
縦書きで
ゆ~っくり
みたいに波線をオンビキ(のばす棒のことです)として使う
赤字にしたところ
ゆ
∫
っ
く
り
と数学記号混じりで出てきた件。
なぜわざわざシュールにする!
490 名前:おさかなくわえた名無しさん 2010/05/01(土) 18:36:41 ID:iVO/5IyS
>>488
普通は担当の編集者が間に入るから、
そんなストレートな「読んだけど文章の出来がわるくて理解できねえ」
をぶつけることは無いんだけど、
仕切りの悪い編集だとそういうことが時折あるのは事実w
内容どころか骨子にもビシビシ指摘が入るよ。
これは編集に限らず、新人賞だと下読み係だとか、
選考委員やその筋だとかいろんなところからね。
491 名前:おさかなくわえた名無しさん 2010/05/01(土) 18:50:35 ID:W5DlEPdG
>>490
へぇ~そうなんだ~。
内容はあくまで作家が決めるものと思ってたからびっくり!!
そのときの作家は
「こんなのありえない!非常識だ!」みたいに書いてあったから
「そういうものなのか…」とと思っていたけど、ありえなくもないんですね。
直す前のも読んでみたい気もするw
493 名前:おさかなくわえた名無しさん 2010/05/02(日) 01:05:11 ID:G12ruYMn
その校正さんが気になってしまうテロップを
作っていたことのある者です(編集アシ)。
自分がやっていたのはテロップの少ない部類でしたが、
それでもチェックしないと誤変換とかあるレベルなので、
しゃべりを殆どなぞってるような番組は尚更。
さらには、明らかに国語力に欠けていて
明らかにおかしなテロップ原稿を作ってくるディレクター、
という厄介な存在がありまして。
テロップを実際に打つのは編集アシかADなのですが、
「これって変じゃないっすかね~」とか言うと、
たちまち機嫌を損ねるディレクターも少なくないので
下手に指摘できない、という事情も。
↑自分はいちいち確認(という名の指摘)して
ウザがられて干されましたw
編集からオンエアまでの間にも、
複数の人間がプレビューしてるはずなのですが、
なぜか気付かれないまま誤字がオンエアされてしまいます。
半分寝てるんじゃないかと。
でなければ、気づいても修正がマンドクサイ、
修正のために編集室をおさえられない、
そんな予算がない、
などもあるかと思われ。
496 名前:おさかなくわえた名無しさん 2010/05/02(日) 06:52:18 ID:Q5HU+XYD
自分も昔、校正をやっていた
有名作家がほとんどだったから、
主に漢字の間違いに赤をいれる
文章にケチをつけるなんてとんでもない
ほとんど間違いのない作家もいれば、
原稿用紙1枚に10個くらいある人もいた
そのとき感じたのは、
大量に書く人はいちいち漢字なんかに構っていられないんだな
ということ
初校、再校、三校が基本、
四校、五校まで行ったのもあった
依頼を受けたら早く進めるため、ほぼ徹夜でやっていた
確か、単行本を2本やれば1ヶ月生活できるくらいの報酬だったと思う
最初のころ、ミスを読者に指摘された
「一升ます」が「一弁ます」になっていた、忘れられない
慣れてからはミスの指摘はない
新潮国語辞典を使っていたが、
手垢で真っ黒になってしまった
上に書かれていたが、
テレビテロップの誤りや紙媒体の誤植はすぐに目につく
でもなんとも思わない、みんな忙しいんだー
498 名前:おさかなくわえた名無しさん 2010/05/02(日) 08:38:38 ID:CsN+504r
テロップと言えば、聾者用にでる字幕、あれもひどい。
時間のスレも、内容も。
普通の字幕で出るテロップの間違いは、
「中の人、外国人なんだろうな」と思いながら見てる。
501 名前:おさかなくわえた名無しさん 2010/05/02(日) 12:20:53 ID:1dHC0sFO
>>498
あれはリアルタイムで文字化してるからある程度はしょうがない
キーパンチャーが専用キーボードを使ってね
503 名前:おさかなくわえた名無しさん 2010/05/02(日) 18:42:27 ID:G12ruYMn
>>498
実際、放送業界には外国人(中国・韓国あたり)がそれなりにいる。
それ系の専門学校にはクラスに数人の留学生はナタリマエ。
とくに韓国人は兵役終わってから結婚して留学、
というのも珍しくないらしく(本人談)
アラサーになろうという既婚者が、
二十歳にもならない日本人と同級生だったりするw
前述のADや編集アシなんてのは、
そういった学校出たての人材が多いわけで。
自分の同僚にも留学生がいたけど、
日本語能力はどうしてもアレなわけで。
ある程度経験を積めば、
客前に出る仕事も大抵させてもらえるんだが、
その同僚は技術があったのに客前には出られず、
いいように下っ端仕事をさせられていた。
テロップ作成は、お話にならなかったようだ。
504 名前:おさかなくわえた名無しさん 2010/05/02(日) 18:43:25 ID:ObbALIv5
「主人公は、こうは思っていないのでは?」
みたいなチェックは基本的にすべきじゃないと思うけど、
前に小説で、何の必然性もなく、良家の奥様が
「小便に行きたいんだけど」というセリフを言っていて、
さすがにこれはないだろうと思い恐る恐る疑問を呈したことがある。
(↑普通に何冊も本を出していてそれなりに賞ももらっているプロの作家)
505 名前:おさかなくわえた名無しさん 2010/05/02(日) 18:48:27 ID:NRp5ebOD
で、どうなったんですか?w
507 名前:おさかなくわえた名無しさん 2010/05/02(日) 19:14:13 ID:ObbALIv5
疑問を出す時に、
例えばこんな感じではいかがでしょう?という例文をつけたんだけど、
それをそのまま使っていた…
(もちろん著者がどんな人かわからないし、
いきなり怒られても嫌なので編集者によろしくといっておく)
結局その短編集の女性のセリフの何十分の一かは、
自分と編集者が創作したw
売れっ子の作家だと疑問を出しても怒らないで、
「いいように直しといて」と言うことも多いんだけど、
セリフくらいならともかく、ミステリの辻褄が合わないとか、話に矛盾が…
というのを何とかしようと編集者と二人で悩むこともある。
前に、暑い季節というのがキーになっている話なのに、
著者がそれを忘れて、「そのほうがキレイだと思ったから…」とか言って、
ラストシーンで雪を降らせてしまったことがある。
仕方ないので、その舞台になった地方の、
一番早い初雪の日と、一番遅い猛暑の日の記録を調べ、
月日を特定できるような記述は全部あいまいにして、
なんとか逃げた記憶がある…
508 名前:おさかなくわえた名無しさん 2010/05/02(日) 19:25:27 ID:2TeSi67G
>>507
えらいなぁ…
自分で軽く物書きしてた事があるので
矛盾のないようにデータなんかは
自分でネット駆使して確認しながら書いてたけど
編集と校正の係に投げるって
自分の書いたものが大事じゃないのかな?
509 名前:おさかなくわえた名無しさん 2010/05/02(日) 20:01:39 ID:ObbALIv5
>>508
ノンフィクションでもえらい人ほど
自分の記憶だけで書くのでいい加減です。
「××年××月、田中角栄は××で演説しこう述べた」
(↑×は伏字でなく本当に原稿にこう書いてある)
そして原稿の上の方に「ここんとこ記憶あいまい。ヨロシク!」。
ただ、自分であいまいだと申告してくる人はまだ良心的wで、
もっともらしく書いてあることがいちいち間違っていて収拾つかないことも。
たとえばある人物が「1970年来日し、京都に滞在、講演」とあり、
校閲者「この年は来日してませんね、前年です」
編集の人「じゃあ、年を直せば…」
校「でも、前年だとするとこの講演会場はまだできてません」
編「…じ、じゃあ、ここの文章をまるまる削除しよう!」
校「そうすると、結論のところとつながらなくなりますよ…」
編「………」
なにかこう書くと校閲者がえらそうですが、
我々はただダメ出ししたり、意見を言うだけなので、
責任をもってこれを何とかする編集者はやっぱり大変だと思います。