【スレ52】親の実家が地元の名士の人
274 名前:おさかなくわえた名無しさん 2010/09/08(水) 09:23:41 ID:iAcEsZ3y
うちの親の実家がそんな感じだったな。
ど田舎の長者ドンって感じの家だったんだけど、
あちこちに土地や畑や田んぼや山があって、
本職の家業もあったんだけど、
それ以外に賃料や小作料で収入が多かった。
なので、その地域が公民館を作るという時にも
自分地の敷地を一部提供して、
そこが地域の公園兼公民館に今でもなってる。
村長は勿論、地方の議員もずっとやってたそうな。
戦後は不在地主という事で、多くの土地を取り上げられたが、
私が小さい頃にも元小作の人達から
沢山の野菜や作物がしょっちゅう届けられていたよ。
芸術も大好きで、
家には様々な西洋絵画や日本や中国の美術品があったけど、
中でもある地元の日本画家を贔屓にしていて、
その人の絵はいつも買ってあげてた。
いわゆるパトロンという奴ですね。
家の二階が全部納戸になってて、
そこにはご家老から借金のかたにいただいた
屏風なんかが置いてありました。
家も大きくて、
襖を外せば百人規模の宴会が可能な座敷が登場しました。
勿論食器のセットもそれ位は揃えられてました。
昔ですので、お膳やお椀が一揃い
全部赤漆や黒漆の塗りの食器が100人分はありました。
敷地内に洋館もあり、
そこは何代か前の跡取り息子が
医院を開業する為に建てた建物だと聞きました。
でも開業する直前に亡くなったので、
結婚して家を出ていた娘を離婚させ、
婿を取って家を継がせたそうです。
今なら考えられない酷い話ですが。