【スレ13】フリーの女性イラストレーター
521 名前:おさかなくわえた名無しさん 2006/03/04(土) 17:18:45 ID:1o+pW3MH
フリーのイラストレーターさんいますか?
納期や給料、副業の有無について知りたいです。
志したきっかけやいつから目指し始めたかも。
裏話とか汚い部分も言える程度でいいので教えてください。
よろしくお願いします。
522 名前:イラストレーター 2006/03/04(土) 18:03:52 ID:Y9UEtCHI
一応フリーで、雑誌やゲームなどの
絵を描かせて頂いているものです。
納期はクライアントさんによってけっこう差があり、
一ヶ月くれるところもあれば、数日後ということも。
(単純な線で描かれたマスコット的な絵は
簡単と思われて、縮められる傾向アリ)
報酬は作家によって様々だと思いますが、私の場合は
カラーA43~5万、白黒線画のみで2~3万くらいが相場かな?
漫画を描いたりすることもありますが、
ゲーム系雑誌だと一頁2、3万くらい、
昔ながらの漫画雑誌さんの仕事だと、
一頁7、8千円くらいと、差があります。
前者は描きおろしイラスト扱い、
後者は単行本印税で儲ける仕組みに準じてるんですね。
副業は、一応本業のみの収入で生活できていたので、
特にしていませんでした。
と言うより、有難いことに本業が忙しくて、
そんな暇も無かったです。
ただ、今は子育て中で仕事も縮小気味なので、
主人の収入に頼っている感じです。
きっかけは…とにかく小さい頃から絵を描くのが好きで、
進学や就職などいろいろな分岐点で
その度に絵が続けられるよう、進んできた感じです。
自分の才能に自信があったとかではなく、
(まあ、ないわけでもなかったですが)
他の面でけっこう不器用だったので、
「こっちへ進むしかない」という感じでした。
でも現実的に職業として考え出したのは、
専門学校へ入る時かな?
裏話・・・私は女なのですが、
ここはとにかく男の多い業界なので、
見目なんか全く良くないのですが、
とにかくアプローチが多かったですね。
個人作業が多く、出会いの少ない業界ですから・・・。
523 名前:おさかなくわえた名無しさん 2006/03/04(土) 18:35:07 ID:1o+pW3MH
もしよければ、お仕事で一番楽しいときと
辛い時を教えてください。
親御さんの反対などはあったのでしょうか?
528 名前:おさかなくわえた名無しさん 2006/03/04(土) 21:29:14 ID:UdJHyB85
>とにかくアプローチが多かったですね。
どういった場でアプローチされるのですか?
>今は子育て中で仕事も縮小気味なので
お子さんが大きくなったら
またバリバリ仕事するぞーということですか?
しばらく縮小しててもまた完全復帰したときには
いっぱい仕事が来るものなのですか?
文具やTシャツなどの絵をかく人は
どういった経緯でその仕事が来るのですか?
自分でどこかに営業にいくのでしょうか。
533 名前:イラストレーター 2006/03/05(日) 01:45:34 ID:3xbneSpN
イラストレーターはイラストレーターでも、
私はつきつめて言えば内職してる兼業主婦です…。
>>523さん
楽しい辛いは人によって違うと思うのですが、私の場合。
いい絵の構想や面白いアイデアが
思いついた瞬間が一番楽しいです。
でも、絵を描く作業は割とどれも好きですね。
あ、彩色は好きだけど、死ぬほど悩んで
さんざ時間かかった挙句、あまりセンス無い…。
私の場合、絵描き志望者によくある
「自分の主張を通してやるぜー」的なものがあまりないので
好きなものを作れない辛さというのは、ほとんど感じてないです。
どんな絵も楽しい。
辛い時は、単純に忙しくて眠れない時や
病気でも仕事で休めない時。これは職業関係ないか。
絵が難しくて描けないのも辛いは辛いですが、
その辛さはけっこう楽しいです。天職ですw
534 名前:イラストレーター 2006/03/05(日) 01:46:16 ID:3xbneSpN
>>528さん
わたしは最初、デザインやゲーム制作の会社で絵を描き、
それから独立したのですが、
そういった制作系の会社(特にゲームなどは)は、
スタッフは男性中心なのですね。
泊まりこみや休日無しが数ヶ月続くこともざらで、
精神的に追い詰められることも多いので、
身近な異性を「逃げ場」にしてしまったりするケースが、
よくあるわけです。
(なので、私自身が好きなわけでは無いんですよね…)
独立してからは、業界内で個人的な集まりなどもありますので、
そういう時がきっかけなのかな?
もともと制作に携わる人間というのは、オタクといいますか…
男女問わず内向的な性格の人が多く、異性に免疫がなくて、
少し打ち解けるとすぐ意識してしまうという特性もあり…。
完全復帰時にどうなるかは、今の頑張り次第です(笑)
読者から忘れられてしまわないよう、
頑張って日の目を見続けられるよう頑張らないと…
でも、あまり日の目に当たりすぎると、
今度は飽きられてしまうという諸刃の剣です。
文具やTシャツは、
大抵デザイン会社に入っているデザイナーさんの仕事ですね。
そこでキャラクターデザインや商品企画をし、
社内や営業で評判をみてもらい、晴れて通れば、
そういったグッズになっていく、という感じでした。
フリーでそういう仕事は、ゲームやマスコット等、
何かのキャラクターデザインをした際、
その営業として販促グッズを作る時くらいかなあ…。
535 名前:イラストレーター 2006/03/05(日) 01:55:36 ID:3xbneSpN
親からは、不安定な職業についての忠告などは受けましたが、
「それを理解した上でなら、好きに行けばいい」
みたいな感じでしたね、うちは。
でも、私が女だからだったかも知れません。
もし男だったなら、家族を支える可能性も考え、
もっと厳しかったかも。
親に反対される同業者の方ももちろん多く、
私は親に感謝しています。
もともと趣味だったので、絵なんていつまで続ける気だ?
なんて言われてはいましたが、
まさか本当に本業になるとは思ってなかったと思います。
へへーんだ!
でも「すごいねー」なんて口では言ってますが、
基本的に仕事内容には興味ないようです(笑)
536 名前:おさかなくわえた名無しさん 2006/03/05(日) 09:08:47 ID:RqXqSIwn
>イラストレーターさん
興味深いお話をありがとうございます。
私も今現在進路を考えている状況で、
この分野も視野に入れているので参考になります。
専門学校に入る前に絵の勉強などはされていましたか?
538 名前:イラストレーター 2006/03/05(日) 09:40:31 ID:3xbneSpN
>>536
教育という意味では、
普通に図工や美術の授業を受けていたのと、
あとはずっと、いわゆる同人活動をしてた感じですね。
漫研も入ってたし(笑)
当時は、ただ単に好きなことをしていただけだったのですが、
今思うと、あれで実力がついたんだなあと思ってます。
でも、絵を描き始めたのが社会人になってからという
同業者も多いので必須というわけでは無いです。
イラストレーターを職業として続けるのに大事なのは、
絵の実力よりも「相手をどう面白がらせてやるか」
というイタズラ心みたいなものと、絵を描く作業が好きな事
(自分の主張を表現することではなく、実作業)、
あと「根拠の無い自信」です。
実は「運」も大事ですが、自信さえあれば後から付いてきます(笑)
でも根底に主張があったほうが漫画とかは描き易いので、
そういう傾向なら漫画家の進路もありです。
頑張ってくださいね!
540 名前:イラスト2号 2006/03/05(日) 11:20:18 ID:21hPjTH+
私もイラストレーターなのですが、分野が違うので
(私は細かい挿絵を早く数多く描くのが売りの、
職人的な仕事です)
参考までに追加情報を入れさせてください。
納期は「数点を明日まで」~「本一冊分で一ヶ月後」など。
単価は「一点数千円」~「一冊分で数十万」など、
計算方法いろいろ。
副業としてとある有名店で販売の仕事をしていました。
理由としては「収入の安定」「人と話したい」
「流行の最先端を見られるので、仕事にプラス」
というのがありました。
なったきっかけは「たまたま」です。
フリーターしていた店に
学生時代の友達(デザイナー)が偶然やってきて
「ちょっと絵描いてもらえない?」「いーよ」からスタート、
なぜかそのまま仕事をもらうようになり
気がついたらそうなっていました。
一応絵の学校は卒業して、勉強はしていましたが。
強い願望、のようなものは、なかったです。
541 名前:イラスト2号 2006/03/05(日) 11:24:52 ID:21hPjTH+
そういえば私は(女ですが)アプローチ経験はなしw
仕事で大事なのは、ものすごく当たり前だけど
納期を守る、向こうが求める物(できればそれ以上)を毎回描く、
つまり毎回予告ホームランを打つ、みたいなものですかね。
553 名前:おさかなくわえた名無しさん 2006/03/06(月) 16:40:16 ID:HdEEk+vX
>>540
>「数点を明日まで」
という納期のものが来たら
副業の仕事がある日はどうするのですか
558 名前:イラスト2号 2006/03/06(月) 19:43:57 ID:aGoQgKO3
>>553
数年前まで(私が副業していたころ)は、
そういうのがあまりなくて、
「数点を明日まで」はごくごくまれで
だいたい早くても「あさって朝一まで」でした。
自分で納品、もしくは
宅配便やバイク便で届けないといけないので
その時間が考慮されていたと思います。
どちらにしても、自分に与えられている時間は明日までで
時間が短い、というのは同じなのですが。
本業の依頼はいきなり来る、というのを
頭において副業していました。
つまりフルタイムではなく、もっと少なめの
だいたい週に4日、一日6時間程度の拘束時間で働いて
残りをすべてイラストの仕事にまわす、ということですね。
それだと仕事量としてはなんとかなります。きついけど。
依頼主と副業先に事情を説明して、
どちらも理解してくれていたので
上手く行っていたというのもあると思います。
だからタイトな納期を理由に断ったことはないです。
ただ、これは数年前までの話で、
今は(「データ納品」が普通になってから)
もっとすごい納期もたまにあります。
朝連絡があって、夕方までにラフあげて、
翌朝までに納品とか。
こうなるともう、副業持ってると無理ですね。