【スレ15】新聞社主催の展覧会のバイトをしている人
990 名前:おさかなくわえた名無しさん 2006/07/28(金) 23:43:43 ID:4VgPTdzr
新聞社主催の展覧会のバイトのことなど。
応募作品が巨大倉庫のような場所に集められ、審査が始まる。
バイトの仕事はここから始まる。
バイトは学生から業界関係者まで多種多様な人で構成される。
業界関係者は美術品輸送の専門業者とか表具屋、
審査員の先生のお弟子さんなど。
応募作品とリストの照合とか
審査員の先生のお世話係などといった比較的楽な作業から、
二人がかりでやっと運べるような大きな作品を運んだりする
力仕事までいろいろとこなす。
応募の段階から全国を周る展覧会なので、
最後の会場までだと半年くらい。
人によって一日から数ヶ月の間だったりとまちまち。
応募作品が置かれている部屋から
審査員の先生が待ち構える部屋まで運ぶ。
バイトは作品を持って「○○番 何某」
と出品番号を告げて、審査をしてもらう。
公正に審査されているのかと思いきや、審査員の先生が
「次の○番はうちの弟子なので、よろしく」
と大人の事情が披露されたり、
前衛作品などは上下逆さまのまま、審査されたりなどもする。
会期中は会場案内などを行なう。
新聞に「○○展はじまる」という記事に写っている客はバイトがほとんど。
会場に搬入・展示する日に紙面用の写真も撮ってしまう。
会場案内というのは、出品者の「私の作品はどこに飾られているのか」
という照会に答えるというもの。
割り振られた仕事によってかなり差があるけど、
比較的楽しい仕事なので何年も続けている人も多い。